MEC食とは?肉・卵・チーズを食べてダイエットするやり方!!

MECダイエットとは

あいかわらずダイエットといえば糖質制限が人気ですが、近年MEC食を食べるMECダイエットが注目されています。MECダイエットは制限なしで簡単にできると思っている人はいませんか?

そんな人のためにこの記事では、MECダイエットを管理栄養士の観点から紹介します。

この記事を読めば、正しくMECダイエットを理解でき、ダイエット成功の手助けができる可能性が高いです。5分くらいで読めるのでぜひご一読ください。

執筆者:内田 桃花

資 格:管理栄養士


MEC食とは?

MEC食とは「Meet」「Egg」「Cheese」の頭文字を取ったものです。この3つの食材を中心によく噛んでお腹を満腹にすることで生活習慣病の糖尿病や心筋梗塞の原因となる炭水化物を摂取せずに可能なダイエットです。

食べるものに制限がないのは、人間本来の味覚を楽しめる嬉しいものではないでしょうか。あれもこれもと制限されたことでなかなか長続きがしないダイエット方法からみれば、MEC食はまさに理想のダイエットと感じる方も多いはず。

MEC食をおすすめなポイント

MEC食は安価でどこでも手に入り、続けやすいことが良いところです。糖質制限ダイエットと比べると、砂糖を糖質0の甘味料に替えたり、糖質0の麺やスイーツが必要になったりしますが、MEC食ではそのようなことはありません。

卵はゆで卵にしてそのまま食べたり、チーズは調理せずそのまま食べたりできるので手間がかからないダイエットです。

MECダイエットは食事の中心を肉・卵・チーズにするやり方

食事の中心がお肉になると、炭水化物は少ないけれどカロリー高そう。ダイエット中に食べたら太りませんか?と心配される方も多いはずです。

好きなお肉を食べられるダイエット法で痩せられるのは、ダイエットに多いストレスをほとんど感じなくて成功率が高いと言えます。それに卵やチーズならば料理のレシピも制限されなくて嬉しい限りです。

特に、皆さんが好きというお肉の場合、脂質の多いカルビなどでなく、タンパク質の多い赤身や鶏肉など限られてしまうところですが、その制限もないところからも肉派の方にとって有難いですね。

ここではMECダイエットを正しくおこなうために、MECダイエットの基本的なやり方をご紹介します。

MECダイエットのルールは30回噛んで食べる

MECダイエットの最大のポイントは、よく噛むことです。口に大きくほおばると早く飲み込んでしまいがちになり、早食いは肥満の原因です。ダイエットに限らず、健康のためには噛むことが重要です。

よく噛むためには、噛みやすい粒ガムの大きさを目安に食べ物を調整することが重要です。口の中でドロドロになるまでよく噛みましょう。また、1口食べたら箸を置くなどの工夫もおすすめです。

MEC食に食べる制限がない

MEC食は食べることが大好きでありながらも、でもダイエットがしたいそんな考え方を持つ方におすすめのダイエット方法です。

普通のダイエットは、食べる量を減らす、つまりあまり食べないダイエットですが、食事量を減らすとタンパク質が不足気味で筋肉が減少して基礎代謝が下がり、一時的に減量してもちょっとの油断でリバウンドしてしまいます。

空腹状態が長いと、次の食事後に血糖値上昇の危険性があるため、その制限を解除するというよりも必要な栄養素を摂取するMEC食は、健康スリムへの近道と考えられます。

MECダイエットの口コミ

自炊経験がなかったですがコンビニで購入できるものばかり。とにかく肉と卵とチーズ、この3種類をメインに食べることをした結果、約1週間位で、体重が2kg減っていてびっくりしました。

初めは罪悪感すら感じてしまいましたが、正しい量とよく噛むことを意識して進めていきました。

胃腸の調子があまりよくなく、便のキレが悪い物になっていました。3ヶ月で3kgほど痩せましたが、糖質制限やMEC食では痩せないようで、私には合わなかったみたいです。友人は10kg以上痩せたようなので個人差があるのかもしれません。

MEC食のよいところはシンプルでストレスを感じにくいという点。確かに糖質を極端に減らしたり、食事の全体量自体を減らしたりすることで痩せるスピードは上がるのでしょう。ただそれをしてしまうと結局他の制限系ダイエットと変わりがなく挫折しがちです。

スープになるまでは噛んでいませんが、細かくなるまで噛むことは意識しました。MEC食は早食いしてしまうとカロリーを取りすぎて太ります。経験上カロリーオーバーしていると体重が減ることはなかったです。

ストレスなく痩せたいという方にはおすすめのダイエット!!

炭水化物を我慢しないとダメな点は少し辛いとは思いました。ですが、たまごやチーズを普通に食べる事ができ、おかげでダイエットをしていても特に辛いと感じませんでした。

炭水化物は食べてもいいの?

MECダイエットでは主食類の炭水化物の摂取は控えることを推奨しています。ですが、量や食べ方に注意すれば、炭水化物を食べてもよいです。MECダイエットの考え方では、肥満の原因を糖質とし、人間に必要な栄養素はタンパク質と脂質のみとしているため、減らすことをおすすめしています。

しかし、現代の栄養学では糖質も人間に必要な栄養素の1つです。たしかに食べすぎは肥満の原因ですが、0にする必要はありません。量や食べ方に注意しましょう。

炭水化物を食べるとしたら?

MECダイエットでは制限がないため具体的な数字を示すのは難しいです。とはいっても炭水化物をどのくらい食べていいのか気になりますよね。

目安としての量を解説するので参考にしてみてください。まず、MECダイエットで食べるべきとしている肉、卵、チーズの栄養価は以下の通りです。肉の部位によって細かくは変わりますがだいたいのイメージはこんな感じです。

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
豚モモ肉200g+卵3個+チーズ120g 1065kcal 82.4g 67.4g 2.4g
鶏モモ肉200g+卵3個+チーズ120g 1208kcal 80.9g 85.5g 2.1g
牛モモ肉200g+卵3個+チーズ120g 1118kcal 85.5g 73.7g 3.0g

日本人の30~40歳代女性は1日2000kcalが必要だとされています。ですから上記の量を食べていたら痩せるのは当然なのです。

加えて炭水化物を取りたい場合は、1日糖質150gまでなら消費エネルギーの範囲内です。この数字は、活動量にもよるのであくまで目安と考えてください。

ダイエット効果が現れる期間は?

早い人は1週間以内になんらかの効果が表れます。
MECダイエットは、肉、卵、チーズを中心に食べることで自動的に糖質制限になります。糖質は体に水分をため込む性質があるため、糖質を制限すると一時的に体重が一気に減ります。

MEC食を取り入れたその日に体重が減る人もいるかもしれません。これがモチベーションになりダイエットが続くのなら良いことです。

長期的な効果は、もとの食事量や体質にもよるので一概には言えませんが、MECダイエットで食事量が少なくなれば、必ず痩せることができます。しかし、MECダイエットはとても偏ったダイエットです。

厳密なMECダイエットを続けていると、タンパク質と脂質の過剰摂取になり健康を害す可能性があります。体調と相談して取り組んでください。頭が働かない、体臭が気になる、肌荒れしたなどの症状が出たらやめるサインです。

MECダイエットを失敗しない為の注意点

MECダイエットでは禁止や制限はありませんが、肉、卵、チーズに加え、糖質の多い食品をたくさん食べてしまうと失敗の原因になります。糖質が多い食品は食べる量に気をつけるようにしましょう。

MECダイエットをする際には、あくまでお楽しみとして考える食品を下記に紹介します。食べる時は糖質から摂取せず、肉、卵、チーズから食べると血糖値が上がりにくくダイエットに効果的です。

お楽しみ食品

米、パン、麺類、イモ類、かぼちゃ、とうもろこし、根菜類、果物類、ビール・日本酒などの醸造酒、甘いお酒、ジュース、炭酸飲料、菓子類、甘い調味料(砂糖、みりん、ケチャップ、とんかつソースなど)

MECダイエットに向いているタイプ

ダイエットはたくさんありますが、どんなダイエットでも人によって向き不向きがあります。ストレスをためてはダイエットを成功させることは難しいです。このMECダイエットにはどんなタイプの人が向いているのか、向いている人の特徴を説明するので参考にしてみてください。

厳格な糖質制限に抵抗がある人

MECダイエットは取り入れ方によってゆるい糖質制限になります。たくさん制限がある糖質制限ダイエットで挫折した経験がある人は1度試してみてはいかがでしょうか。

糖質をとり過ぎている人

甘いもの、炭水化物が好きな人は糖質をとり過ぎている可能性が高いです。MECダイエットではゆるめの糖質制限ができます。

料理が苦手、忙しい人

MECダイエットでは、肉、卵、チーズという単純な食品を摂取します。そのため料理が苦手な人や、忙しくて料理に時間をかけられない人にはおすすめです。

肉、卵、チーズが好きな人

当たり前ですが、MECダイエットで食べるべき肉、卵、チーズがもともと好きな人にはおすすめです。逆に、MECダイエットをするために苦手な食品を無理に食べなくて良いのです。他の方法を探しましょう。

健康面を考えたMECダイエットを考案

MEC食ダイエットは、肉と卵とチーズで美味しくお腹いっぱいになるという、夢のようなダイエット法です。しかし、健康な方に向けたダイエットとしては、少し極端な部分が多いのも事実です。

そこで、管理栄養士が健康的で長く続けられる「MEC食ダイエットのアレンジ編」を考案しましたので、ぜひ参考にしてください。

野菜やきのこも食べよう 〜血液ドロドロを防ぐ〜

MEC食ダイエットは動物性食品に偏ってしまい、コレステロールや脂質の過剰摂取が懸念されます。そのことで、いわゆる「血液ドロドロ」の状態になってしまい、動脈硬化などの原因になってしまいます。

MEC食をメインに食べつつ、野菜やきのこも積極的に食べてバランスの良い食事を意識しましょう。

朝食におにぎり1個を 〜脳の栄養も必要〜

脳の唯一のエネルギー源は「糖質」です。糖質を全く摂らない生活は、脳のパフォーマンスを低下させるため、あまりおすすめできません。しかしながら、MEC食ダイエットに糖質量の制限がない事を言い訳にして食べすぎてしまうと逆効果です!

オススメの取り入れ方は、朝食におにぎり1個食べて、それ以外の食事では糖質を抜くという方法です。毎朝糖質を補給して、1日のパフォーマンスをあげましょう。

運動も忘れずに 〜内側から痩せ体質に〜

MEC食ダイエットでは、特に運動に関しては触れられていません。しかし、せっかく高タンパク食品を摂取しているので、運動もしなければ勿体無い!タンパク質は筋肉の材料になり、筋肉量が増えると基礎代謝がアップして痩せやすくなります。

運動といっても、ゆるーく続けられるウォーキングや階段を使うなど日常的に「いつもより動く」ことを意識すればOK!効率よく体内の筋肉を増やして、痩せやすい体質をゲットしましょう。

まとめ

MECダイエットは肉、卵、チーズの3つの食品を30回よく噛んで食べるダイエットです。適度な糖質制限とタンパク質不足の解消、そしてなにより、よく噛むことでダイエットを成功に導きます。

MECダイエットという名前からは、噛むことが重要だと分かりにくいです。今までダイエットの敵とされてきた肉、卵、チーズを食べるだけで、食事制限なく痩せられる方法として注目を浴びました。

管理栄養士としては、肥満の原因はエネルギーではなく糖質であると言い切ってしまったり、動物性の脂質はいくら食べても太らない、野菜は必要ないとしたりする提唱者の意見に疑問はあります。やはり何事も適量が大切で、野菜も炭水化物もバランスよく摂取する食事が理想です。

現代栄養学とは離れたMECダイエットですが、よく噛むことが大切だとする意見には大賛成。結局、MECダイエットは噛むことで得られる満腹感によって食事量が減り、減量を期待するダイエットです。

残念ながら、3つの食品を食べれば食事制限なしで痩せられる夢のようなダイエットではありません。この記事を最後まで読んでくださった人はMECダイエットで痩せる仕組みが分かったと思います。きちんと内容を知ったうえでMECダイエットを試してみてください。

 
   
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