水にレモンを加えるだけで驚くべき4つの効果、レモン水の本当の効果とは!?

水にレモンを加えるだけのレモン水。デトックスウォーターとしても注目を浴びています。「レモン水の効果がすごい!」と巷でいろいろな効果がうわさになっているレモン水ですがその効果は本当なのか、気になる人が多いと思います。そこで、この記事ではそんな疑問にお応えすべく管理栄養士の観点から解説していきます。この記事を読めば正しくレモン水を活用できるようになりますし、5分くらいで読めますのでぜひご一読ください。

執筆者:内田 桃花

資 格:管理栄養士

レモン水の4つの効果

レモン水を知るために、まずはレモン水の栄養価を知りましょう。レモン水の詳しい作り方は後ほど説明しますが、水にレモン果汁10gほどを入れて飲むものです。

レモン水の栄養価/レモン果汁10gあたり
エネルギー 2.6kcal
たんぱく質 0.0g
脂質 0.0g
炭水化物 0.9g
食物繊維 0g
カリウム 10mg
ビタミンC 5mg
クエン酸 600mg(炭水化物の70%)
  • 引用:便利な2分冊! 2016 /女子栄養大学出版部/香川芳子 (大型本) |成分表から抜粋

それではレモン水を飲むことによって期待できる効果を一つずつ紹介します。

  • 美肌になる

    レモン水に入れるレモンはビタミンCが豊富です。ビタミンCはコラーゲンの合成をサポートする働きがあり、抗酸化作用もあるので美肌に効果的です。ビタミンcの推奨量は1日100mgです。

  • むくみ解消

    レモンはカリウムが含まれます。カリウムは体内の余分な水分を排出働きがあり、むくみを解消します。カリウムの目安量は1日2000mgです。

  • 口臭予防

    レモンはクエン酸を含みます。クエン酸は唾液の分泌を促す作用があるので口腔内の乾燥を防ぎます。乾燥は口臭の原因となるため、クエン酸で唾液を分泌することで口臭予防が期待できます。

  • 骨の健康を助ける

    クエン酸は、カルシウムを包み込み体内への吸収をアップさせる効果があります。この作用をキレート作用とも呼びます。また、最近の研究ではカリウムの摂取がカルシウムの排泄を抑制すると言われ、骨の健康維持に注目されています。

レモン水の真実

あれ?効果は4つだけ?と思った人もいるかもしれません。ここでは他のサイトで紹介されているレモン水の効果について触れていきます。

食物繊維は含まれない

「レモン水には食物繊維が含まれるので便秘改善が期待できる」とするのは疑問があります。レモンそのものには食物繊維が含まれますが、レモン果汁にはほとんど含まれていません。食物繊維はレモン果汁100gあたりでも0gです。

体内のphは整わない

人間の体はすごく緻密なメカニズムで体内のphを保っています。正常値より少しでも上下したら生命の危機レベルです。いちいち食べ物で体内のphが変化していたら大変。食べたものはすべて胃の中に入り、酸性になるので食物のphは関係ありません。

脂肪燃焼効果はない

「レモンに含まれるポリフェノールが脂肪燃焼に効果的」と説明するメディアもありますが、レモン果汁にはポリフェノールは含まれていません。皮を削って一緒に飲んだとしても脂肪燃焼効果が得られるほどの量はないですし、このポリフェノールの効果は人での研究結果ではないので人に効果があるポリフェノールなのか分かっていません。

飲むだけで痩せることはない

レモン水を飲んだだけでは痩せません。たしかに、レモン水のエネルギーはジュースと比べたらかなり低いです。しかし飲むだけで痩せる効果は期待できません。毎日ジュースを飲んでいた人がレモン水に置き換えたり、レモン水を飲んだことで間食が減ったりした場合は痩せる可能性があります。

日焼けを気にする必要はない

これは朗報ですね。たしかに、レモンを含む柑橘類には紫外線を吸収しシミを作る「ソラレン」が含まれています。レモン30300g以上摂取すると日焼けが増す可能性がありますが、レモンは1つ約170gなので約180個食べる計算です。レモン果汁くらいでは問題視する必要はありません。

飲むだけできれいになる魔法の水はない

そもそもそんな飲み物はこの世に存在しませんが、魔法の水だと信じてしまう人もいるようです。たしかに、レモン水にはビタミンCやカリウムが含まれていますが他の食材を食べたほうが効率的に摂取できるレベルの量です。レモン水の効果を過信せずバランスの良い食生活を心がけましょう。

上記のことを期待していた方はには残念ですが、効果はありません。しかし、最初に説明したように、レモン水はレモンに含まれるビタミンCによる美肌効果、カリウムによるむくみ解消効果、クエン酸による口臭予防と骨の健康を助ける効果は期待できる可能性はあります。そして、レモン水を飲んだことで間食が減ったり、ジュースを辞めたりして摂取エネルギーが下がればダイエット効果も期待できます。なにより、レモン水はサッパリしていて飲むと爽やかな気分になれます。

レモン水の作り方

レモン水の正しい効果が分かったところで、レモン水を試してみたくなった方もいると思います。レモン水は身近にあるものでとっても簡単にできます。

レモン水

材料

  • レモン 1/2(市販のレモン果汁を使用する場合は小さじ2杯程度)
  • 水 コップ一杯(200ml)

作り方

  • レモンを絞る
  • 果汁を水と混ぜる
  • 完成

白湯で作ってホットレモン水にしても良いです。

レモン水の飲み方

せっかく作ったレモン水。飲むなら効果的に飲みたいですよね。量やタイミング、注意点を解説します。

レモン水の飲む量

レモン水は酸性なので飲み過ぎると胃腸に負担をかける可能性があります。最初は少しの量で一気に飲まず、時間を空けて摂取するのがポイントです。

レモン水を飲むタイミング

水分補給としてどのタイミングで飲んでも良いのですが、意識して飲みたいタイミングをご紹介します。

  • 朝起きたら:寝ている間に失われた水分を補給することは大切です。また、胃腸を刺激して便通を促す効果もあります。
  • トイレの後:トイレの後に必ず一口、二口の水を飲む習慣をつけましょう。
  • 運動後:レモン水はさっぱりしているので運動後に最適です。ナトリウム等は含まれないので激しく汗をかいたときや、スポーツドリンクとしては飲まないようにしてください。
  • 寝る前:寝ている間に水分は失われるので、寝る前にコップ一杯の水を飲むようにしましょう。

レモン水を飲む注意点

レモン水は酸性なので歯のエナメル質を溶かす作用があります。レモン水の飲み過ぎ、レモン水を飲んだ直後の歯磨きは控えた方がいいでしょう。また、胃が弱い人は胸やけや胃痛の原因になる可能性もあるので少量ずつ様子を見ながら飲んでみてください。

レモン水を飲もう!

レモン水は飲むだけできれいになる!という魔法の水ではありませんが、こんな人におすすめです。

味のない水は飲めない!という人

美容と健康のためにも人間は1日に約2Lの水分が必要とされています。この量は食べ物からも摂取できますが、飲み物から摂取する分は糖分や塩分を含まない真水が望ましいです。しかし味のついてない水が苦手な人もいると思います。そんな人にはレモン水がぴったりです。

普段から水を飲む習慣がない人

普段から水を飲まない人は、レモン水を作ることで意識的に水分摂取ができます。朝多めに作ってペットボトルやプラスチック製のマイボトルに入れておくと良いです。一日に飲料から摂取したい水分量は約1.2Lです。お米を抜くダイエットをしている方は水分を多めに摂取しましょう。

健康的な生活のモチベーションを上げたい人

レモン水の一番の効果といっても過言ではないでしょう。レモン水を飲むと、とにかく自分を大切にしている感、健康に気を遣っている感があります。飲むと体の内側からきれいになっている感覚を持つ人も多いです。このような気持ちがあると他の健康的な取り組みに積極的になれるのでダイエットに繋がります。

まとめ

レモン水は、ビタミンCやカリウム、クエン酸の効果で美肌、むくみ、骨の健康、口臭に効果的です。レモン水はレモン果汁を水と混ぜるだけで簡単に作ることができました。しかし言ってしまえばほとんどただの水です。栄養学の観点からはレモン水の効果に手を挙げて賛成し、おすすめすることはできません。ただ、水を積極的に飲むことはとても大切なので、味のない水が苦手な人、水を取る習慣がない人、モチベーションを上げたい人にはおすすめです。レモン水は簡単でおいしいので一度試してみてください。

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