酢玉ねぎの健康効果が凄い!!脂肪燃焼・便秘解消でダイエット効果に期待◎作り方を動画で解説!!

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手作り酢玉ねぎ

「お酢」と「玉ねぎ」はなんとなく健康的なイメージを持っている人が多いかもしれません。

その2つの食材が合わさったスーパーフード「酢玉ねぎ」をご存じですか?一時期、食事制限なしで痩せられるとメディアで紹介されブームが起きました。

酢も玉ねぎも家庭に常備されていることが多く、そんな食材でダイエットができたら嬉しいですよね。とはいっても「本当に効果があるの?」「どんな方法なの?」と疑問をお持ちの方はいませんか?

そこでこの記事ではそんな疑問にお応えすべく、酢玉ねぎの効果や方法を管理栄養士が解説します。

執筆者:内田 桃花

資 格:管理栄養士


酢玉ねぎに期待できる3つの健康効果

酢玉ねぎは健康効果の高い玉ねぎと酢の両方の効果を同時に得ることができます。玉ねぎと酢に含まれる成分にはダイエットにはもちろんその他にも嬉しい効果が期待できるので主な効果をご紹介します。

代謝アップで脂肪燃焼

玉ねぎに含まれる硫化アリルは交感神経を刺激して体温を上げる働きがあります。体温が1度上がると基礎代謝は13%アップします。

酢に含まれるクエン酸は脂肪燃焼効果が期待されています。また、乳酸の蓄積を防ぎ、慢性疲労や筋疲労回復にも効果的なのでダイエットで筋トレしている人にもぴったりです。

便秘改善

玉ねぎにはオリゴ糖や食物繊維が含まれ、酢には酢酸が含まれています。これらの成分は腸内の悪玉菌の増殖を防ぎ、善玉菌を増やす働きがあるので腸内環境を整えます。

便秘はつらいですし、ひどい人だと便秘が解消するだけで減量できる人もいます。また、ダイエット中の便秘は消化、吸収の面からも改善すべきです。

生活習慣病予防

玉ねぎに含まれる硫化アリルは血液サラサラ成分で有名です。酢の酢酸には血圧降下、中性脂肪減少、血糖値降下作用もあり、酢玉ねぎは高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。

その他にも、玉ねぎは野菜の中では少ないですが100gあたりカリウムが150mg含まれます。カリウムはむくみ改善に効果的です。

ケルセチンには抗酸化作用があり、アンチエイジングやがん予防も期待されています。酢の酢酸はカルシウム吸収率をアップさせるので骨粗しょう症予防にも効果的です。

簡単にできる酢玉ねぎの作り方とポイント

酢玉ねぎのレシピはいろいろありますが、基本のレシピをご紹介します。

酢玉ねぎは翌日から食べられますが食べごろは4、5日後です。すぐに食べたい人は玉ねぎをみじん切りにして材料をすべて鍋に入れ弱火で2~3分加熱するといいです。作り方は下に記載していますが、イメージしやすいように動画も参考にしてください。

材料メモ

玉ねぎ(中サイズ1個)、酢(大さじ5杯)、はちみつ(大さじ1杯)、塩(少々)

玉ねぎが辛い!

玉ねぎの辛みは硫化アリルが原因です。辛みをとるのに水にさらす方法がありますが硫化アリルは水に流れやすい性質です。

せっかく健康効果が期待できる成分なのでできるだけ維持しておきたいですよね。そんな時は酢と合わせる前に空気にさらしておくのがおすすめ。硫化アリルは揮発性なので15分くらい放置しておくと辛みが減ります。

酢が苦手…

酢のつんとするのが苦手な人はまろやかなお酢を使用したり、リンゴ酢などを使用したりしても構いません。

最近は酢が苦手な人向けにつんとしにくいお酢が売られています。すし酢は、簡単に酢玉ねぎを作れるのでうまく活用してみてください。ただ、単独で味がついているのではちみつは入れないようにしましょう。

はちみつは必須?

はちみつは酢の酸味や玉ねぎの辛みを食べやすくする役割をしています。そのためお酢の酸味や玉ねぎの辛みが好きで、はちみつなしでも食べられる人は入れなくて大丈夫です。また、ダイエット中ではちみつが気になる人はラカントなどを使用して甘みをつけても構いません。

保存する容器

酢を使用するので酸に強い容器で密閉できるものを選びます。プラスチック容器も食品衛生法の基準試験に合格したものなら大丈夫ですが瓶などのガラス、ホーロー、ステンレスが無難です。

容器は入れる前に熱湯や焼酎で消毒しておくと安全です。作った酢玉ねぎは冷蔵庫で保管し、2週間ほどで食べきるようにしましょう。

酢玉ねぎを食べる適量

酢玉ねぎは1日50gを目安に食べましょう。50gは中サイズの玉ねぎ1/4くらいの大きさです。1度にたくさん食べるのではなく毎日少しずつを長く続けることがダイエット成功の秘訣です。

食べすぎによる注意点

酢玉ねぎに限らず、玉ねぎ料理を多く食べると口臭や汗などが玉ねぎ臭くなることがあります。これは玉ねぎに含まれる硫化アリルが原因です。硫化アリルは玉ねぎを切ると涙が出てくる原因成分として有名ですが、玉ねぎ以外にもニラ、ニンニク、ネギに含まれています。

硫化アリルは吸収され血液に入ります。体内を巡っているときに汗をかくと汗が匂ってしまうのです。前述したように1日50g程度の摂取だったら心配いりません。他にも、硫化アリルは刺激性があり胃に負担をかけます。

これは加熱することで和らぐので胃腸が弱い方は加熱して食べると良いです。ただ、硫化アリルは加熱すると甘みに変わってしまうため1番健康効果が得られる食べ方は生だと言えます。ちなみに私は生の玉ねぎを食べると胸やけしてしまいます(涙)。

酢玉ねぎに含まれる酢も酸性なのでとり過ぎると胃や歯を荒らします。このように健康のために食べていても食べすぎは逆効果です。酢玉ねぎは自分に合った食べ方で適量を守って食べるようにしましょう。

酢玉ねぎを食べるタイミングはいつ?

結論からいうと朝、昼、晩いつ食べても健康効果は変わりません。血糖値の上昇を抑えるなら食事の最初に食べるのがおすすめです。食物繊維を最初にとるとその後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。

酢玉ねぎには、はちみつを入れているので血糖値が上がりやすいのでは?と思うかもしれませんが、はちみつは血糖値が上昇しにくい食品です。

食事の最初に酢玉ねぎを乗せた豆腐やサラダを食べるといいでしょう。餃子やカレーともよく合います。食事中も肉や魚料理などにトッピングしていろいろアレンジしてみましょう。酢玉ねぎはいつ食べるかよりも長く食べ続けることが大切です。

まとめ

酢玉ねぎは玉ねぎに含まれる硫化アリルによる脂肪燃焼やオリゴ糖による便秘解消が期待でき、ダイエットに効果的でした。

とは言ったものの食品に関しては研究が少なく、硫化アリルという成分自体には上記の効果が期待できますが玉ねぎから摂取すると体にどんな影響が出るのか明確な報告はありません。

しかし、その他にもアンチエイジングや高血圧の予防に効果的なのでダイエットしない人にもおすすめの食品です。アレンジしやすいので飽きずに長く続けられますし、いろいろな料理に組み合わせて食べてみてください。

たくさんの健康効果がある酢玉ねぎですが、せっかく食べても他の食材を好きなだけ、いつも通り食べていてはダイエット効果がありません。

ダイエットは「消費エネルギーが摂取エネルギーを上回った時に減量する」ことが基本です。メディアではインパクトがあるためたびたび見かけますが、食事制限を全くせず痩せることは不可能です。

このことを忘れずに普段からバランスよく食べることを意識しましょう。酢玉ねぎはいかにも美容食というイメージがあるので食生活改善の良いきっかけになるかもしれません。簡単でおいしいのでぜひ酢玉ねぎを作ってみてください。

 
   
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