脂肪燃焼スープダイエットは体重が戻りやすい!?リバウンドする理由と対策をご紹介!

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脂肪燃焼スープでリバウンド

野菜メインのスープを食べて痩せる脂肪燃焼スープ。実はリバウンドしやすいダイエットでもあります。

せっかく頑張ってダイエットしてもすぐにリバウンドしては辛いですよね。今回は脂肪燃焼スープダイエットの後にリバウンドを防ぐ方法を紹介します。

執筆者:渡部 早紗

資 格:管理栄養士|栄養教諭一種免許

仕 事:病院での栄養指導や献立作成を経て現在は管理栄養士ライターとして活動


脂肪燃焼スープダイエットでリバウンドしやすい理由は?

はじめに、脂肪燃焼スープダイエットはリバウンドしやすいダイエットであると覚えておきましょう。

脂肪燃焼スープダイエットは細かい制限の下、最初はスープのみといった極端な方法のため一気に痩せる分、リバウンドしやすいのです。さらに、厳しい制限がストレスとなり、ダイエット終了後にドカ食いしてしまうことも理由として挙げられます。

短期間のダイエットはリバウンドしやすい!

ダイエットは短期間で行うほどリバウンドしやすいものです。

できるだけ長期間継続するダイエットの方が結果が見えるまで時間がかかるものの、リバウンドは少なくなります。短期間のダイエットでリバウンドする原因をみていきましょう。

身体が飢餓状態になり脂肪をため込みやすい

摂取エネルギーが極端に減ると、身体が飢餓状態を感じ、少量の食事であっても脂肪をため込んで身体を守ろうとします

食べ物がなかったときに生命を維持するため身体に備わっているものです。飢餓状態になると身体が省エネモードのような状態になってしまうため痩せにくく太りやすい体質になってしまいます。

ダイエット終了後は通常の食事に戻す

ダイエット終了後に、以前の食事に完全に戻していませんか?

例えば、ダイエット前の食事が不規則、お菓子や清涼飲料水が中心、菓子パンが好き、お肉の脂身が好き、なんとなくちょこちょこ間食をしている…といった状態では、リバウンドも必須です。自分の食習慣を見つめ直してみましょう。

基礎代謝が下がる

脂肪燃焼スープダイエットでは糖質とタンパク質の量が少なくなるため、体の筋肉を壊してエネルギーに変換してしまいます

じっとしていても消費されるエネルギーである基礎代謝は筋肉量に左右されるため、筋肉量が少なく基礎代謝が低いと痩せにくい体になってしまうのです。

脂肪燃焼スープダイエットの後にリバウンドしない方法13選!

脂肪燃焼スープダイエットでリバウンドしない方法を紹介します。自分ができそうなことを明日、できれば今日から始めてみましょう!

腹八分目を意識 極端に少ない食事もNG

ダイエット終了からいきなりドカ食いはやめましょう。ゆっくり食べて腹八分目を意識します。

食べるときは食事に集中しましょう。スマホを見ながら、テレビを見ながらといった「ながら食べ」は食事の満足感が減ってしまいます

極端に少なすぎる食事もリバウンドを招きます。体が生命を維持しようと脂肪をため込んでしまうからです。成人女性の場合、あまり身体を動かさない場合でも1,700kcalを目安にしましょう。

ゆっくりよく噛んで食べる

普段からゆっくり噛んで食べていますか?ひと口30回が目安ですが、そこまで噛めている人は少ないはずです。

噛むことで満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐことができます。比較的時間のある夕食だけでも、ゆっくり食べてみましょう。簡単に噛む回数を増やす方法は食材を大きめにカットすることです。いつもより一回り大きく切ってみましょう。

しっかり噛むことで顔の筋肉が使われるのでフェイスラインにも良い影響を与えます。

朝食は欠かさずに

朝はしっかり食べていますか?朝食を抜くと昼食でいきなり血糖値が上がってしまい、その分インスリンが大量に分泌されてしまいます。血糖値を安定させて太りにくい体をつくるためにも朝食をとりましょう。

朝食によって腸が刺激されるため、排便を促す効果もあります。便秘が気になる方も朝食を欠かさないようにしましょう。

朝食には糖質だけでなくタンパク質と脂質も組み合わせるメニューがおすすめ。栄養バランスが整うだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。ご飯+卵料理+野菜みそ汁といったメニューが続けやすいです。

タンパク質は脂質の少ないものを欠かさずにとる

タンパク質は過不足なくとるようにしましょう。筋肉の原材料はタンパク質。安静にしていても消費されるエネルギーである「基礎代謝」の量は筋肉量が多いほど多くなり、痩せやすい体になります。

タンパク質は脂身が少ない鶏むね肉やささみ、豚もも肉や牛もも肉がおすすめ。1回の食事で手のひらに乗るくらいのサイズを食べるようにしましょう。

糖質も欠かさずにとる

糖質オフが話題になっていますが、糖質も欠かさないようにしましょう。糖質が極端に少ないと筋肉を壊してエネルギーに変換されてしまい、基礎代謝が下がります

さらに、日本人はお米を食べないと便秘がちになるケースもあるので、できればご飯を食べましょう。

1回の食事で握りこぶし1つ分ほどの量を目安にします。糖質は冷めた状態で食べることもおすすめ

ご飯やパンが冷めると「レジスタントスターチ」と呼ばれる消化されにくい糖質がふえます。レジスタントスターチは食物繊維と同様のはたらきがあるほか、血糖値の急激な上昇を抑えるはたらきがあります。

ドカ食いするときの状況を振り返る

ドカ食いするのはどんな状況か振り返ってみましょう。すごくお腹が空いている、仕事でストレスが溜まっている、お酒を飲んだ、なんとなく物足りなさを感じる等々…。

ドカ食いしたくなるときの状況を思い返してみることで、食べたくなったときの気持ちをコントロールすることができます。

できれば食によるストレス発散は避けたいもの。どうしても何か食べたいときは温かい飲み物をゆっくり飲んでから考えてみましょう。

嗜好飲料は控える

ジュースなどの嗜好飲料は控えましょう。エネルギー以外の栄養素が少ないためです。

仕事中の飲み物として、紅茶やコーヒーに砂糖やミルク、ガムシロップをたっぷり入れていませんか?できるだけストレートやブラックで飲むことがベターですが、どうしても飲みにくい場合は飲む回数を減らしてみましょう

今まで飲んでいた回数の半分は水やお茶にすると良いですね。紅茶の場合はフレーバーティーを選ぶと香りで満足感が高まります。

お酒は飲みたい理由を考えて対処する

お酒がどうしてもやめられない方は、まずはお酒を飲みたい理由を考えてみてはいかがでしょうか。

爽快感を味わいたいだけなら、無糖の炭酸飲料がおすすめ。レモンなどのフレーバーがついたものもありますので物足りなさも減らせます。

仕事のストレスなどで単純に酔いたいだけの場合は糖質ゼロのビールなどを選んでみるほか、糖質が少ないウイスキーや焼酎などの蒸留酒がおすすめ。ただし、お酒を飲むとガッツリしたものが食べたくなる方は要注意です。

酔う以外のストレス解消方法を考えてみましょう。ちょっと散歩する、好きなドラマや動画を見るといった方法があります。浮いたお酒代で雑誌や動画のサブスクリプションを利用してみるのもいいですね。

間食・嗜好品は質と量を意識

間食は無理にとらなくてもOKです。そもそも間食とは食事以外の不足している栄養素を補うもの。あまりにも間食したくなる場合は食事の内容や量を見直してみましょう。

イライラしたときやなんとなく口寂しくて食べてしまう場合はストレスの原因を知って対処しましょう。こんな時食べたくなる…といった状況を振り返ってみます。

間食以外で楽しめることを見つけてみるといいですね。音楽を聴く、大好きなアロマでリフレッシュする、ささっとメイクを直してダイエットのモチベーションを上げるといった方法があります。

水やお茶を積極的に飲む

普段から水やお茶を積極的に飲んでいますか?

体の巡りを良くするためにも水やお茶を1.5ℓは飲みたいものです。飲むときはキンキンに冷えたものは避けて、常温のものがおすすめ。

テレワーク中など家にずっといるときは水を飲むことを忘れがちです。お家でもマイボトルやタンブラーを活用すると忘れずに水分補給ができますし、自分が飲んだ量も把握しやすいです。

食事に温かい汁物をプラス

食事には温かい汁物を追加してみましょう

みそ汁、すまし汁、スープなどなんでもOKです。ポタージュスープはかぼちゃやじゃがいもといった糖質の多い食材が多いので、食べるときにはご飯やパンの量を三口ぶんほど減らしましょう。

野菜不足が気になる方は汁物に野菜をたっぷり入れるといいですね。脂肪燃焼スープはダイエット終了後も継続して食べても問題ありません。ダイエット中に身に付いた野菜を食べる習慣を続けていきましょう。

チートデイは内容・量・回数に注意!

ダイエット中に好きなものを食べてよいチートデイ。魅力的な言葉ですが、内容・量・回数に注意しましょう。

スナック菓子やチョコレートは依存しやすいもの。どうしても食べたいか考えてから食べてみましょう。

量が多すぎると食べた後の罪悪感で自己嫌悪になりやすいです。好きな食器に映えるように盛り付けてみるほか、例えば1粒300円のチョコレートなどちょっとリッチなものを少量にしてみましょう。

チートデイは多くても週に1回のお楽しみにしましょう。

毎日の生活に運動を取り入れる

普段の生活に運動を取り入れてみましょう。内容は何でもOKです。雑誌やSNSで流行の筋トレにチャレンジするほか、週末の涼しい時間に走ってみるといった好きな方法で試してみましょう。

初心者はウォーキングがおすすめ。ウォーキングはそこまで楽しくない…と思う場合はショッピングモールや商店街を歩くと楽しく続けられますよ。

運動によって筋肉量が増えることで基礎代謝もアップ。ただし、運動による消費カロリーは意外と少ないものです。30分のランニングでも200kcal、ご飯およそ一膳分です。運動したからといって食べ過ぎないようにしましょう。

まとめ

脂肪燃焼スープダイエットによるリバウンドを防ぐ方法を紹介しました。

「何を食べるか」といった食事の量や内容だけでなく、自分の食行動について広い視点で見つめ直してみましょう。

食行動は小さなものですが、積み重ねることでリバウンドしにくい状態につながります。ぜひ実践してみましょう。

 
   
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