美肌菌はお肌の調子を整える乳酸菌化粧水のことで保湿性はバッチリ!!

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肌すべすべ

スキンフローラと呼ばれる美肌菌。腸内フローラが健康に関わるように、美肌菌(スキンフローラ)も美容に重要な役割を果たしています。そんな美肌菌を増やしてくれる乳酸菌化粧水の効果について解説します。

執筆者:森山 幸二

資 格:『AJESTHE美肌エキスパート』美肌検定合格(日本エステティック協会)

P R:エステ会社に10年勤務、現在は美容業界専門行政書士

美肌菌とは

肌を触る女性

私たち人間の身体には常在菌とよばれる細菌が住みついています。その種類はお肌の常在菌だけでも250種類以上、人体の常在菌の数は数十兆から100兆個以上とも言われています。

数十兆から100兆個以上とケタ違いなのは、人体に対する細菌やウィルスの研究がまだ発展途上の段階で解明されていない部分が多いからです。

※ウィルスには他人の細胞に入り込んで寄生することで増殖するインフルエンザウィルスやコロナウィルス。水虫(白癬菌)などカビの仲間の真菌。お肌の常在菌は自己増殖することができる細菌の美肌菌などがあります。

お肌の常在菌は大きく3つに分かれます。お肌に役立つ善玉菌、お肌に有害な悪玉菌、お肌に役立つ時と有害な時もある日和見菌の3種類です。

お肌の善玉菌の代表が表皮ブドウ球菌、悪玉菌の代表が黄色ブドウ球菌、日和見菌の代表がアクネ菌です。善玉菌を増やすことで、お肌の常在菌バランスが整っている状態が美肌です。善玉菌の代表である表皮ブドウ球菌=美肌菌という意味になります。

常在菌のバランスが肌を守る美肌菌の秘密

美肌菌である表皮ブドウ球菌は、肌表面や毛穴にすみ汗や皮脂を食べて保湿成分であるグリセリンや脂肪酸を作り出し、お肌のバリア機能を担っています。

日和見菌のアクネ菌はニキビの元として知られていますが、普段は毛穴の中で大人しくしていて、お肌を弱酸性に保っています。

悪玉菌の代表である黄色ブドウ球菌は、皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して、傷が出来ると化膿の原因になります。日和見菌のアクネ菌も悪玉菌の黄色ブドウ球菌も普段は悪さはせず、外からくるウィルスや悪い細菌の増殖を防ぐ役目もしています。

逆に善玉菌の代表である表皮ブドウ球菌も、お肌表面に居れば美肌菌そのものですが、体内の消化器官などで増殖してしまうと人体に有害になってしまいます。

体調が崩れたり、ストレスが溜まると肌の状態が悪くなる原因は、お肌の常在菌バランスが崩れている状態です。

また、加齢により美肌菌(善玉菌)の数が減りやすくなり、常在菌バランスが崩れてしまいます。肌表面の常在菌バランスが整っている=美肌、常在菌バランスが崩れている=美肌ではない!という訳です。

美肌菌を腸内環境からアプローチ

腸が第2の脳と言われたり、お肌(皮膚)が1枚の臓器というのを聴いた事がありますか?腸内環境のバランスが整ってる状態が、きれいなお花畑に例えて腸内フローラです。

美容と健康は切っても切れない関係で、腸内環境が悪い状態である下痢や便秘が続くと肌荒れ、むくみ、たるみ、目元のクマというようにお肌に直接あらわれます。

腸内環境が整っていると血流も良好で、自律神経のバランスが整い、免疫機能も良好に働きます。血流が良好なら肌のすみずみまで栄養が行き渡り、メンタルが強化され、肌のバリア機能の強化に繋がります。

腸内環境が整えば、お肌の常在菌バランスにも良い影響を与えます。逆にストレスが溜まって神経性胃炎で下痢すれば、腸内環境が乱れている状態なので、美肌菌にはマイナスです。

腸内環境を整える食生活

  • 発酵食品 :腸内の善玉菌が増える食材・ヨーグルト、みそ、醤油、納豆など
  • 食物繊維 :善玉菌のエサになり腸内環境が整う・ごぼう、キノコ類、海藻類、漬け物など
  • 肉食控え目:肉類の動物性タンパク質は悪玉菌の好物であり腸内フローラが乱れる原因

上を見てお分かりのように和食の食材が並んでいます。栄養バランスを考えて和食中心の食生活を送れば、自然と腸内環境が整い美肌菌も増えます。腸内環境は人それぞれですので、特定の食材を無理して多めに摂取する必要はありません。

プラスαとして、午前中に常温の水(ミネラルウォーター)を1ℓ前後飲めば、美肌菌の好物である良質の汗が出て、美肌&ダイエット効果にも繋がります。

乳酸菌化粧水の効果

化粧水は気分で付けても付けなくてもいいと言う美容皮膚科医もいます。これは、化粧水で水分を補おうとしても大半は蒸発してしまうからです。世間では保湿化粧水というものが大量に出回っています。

乳液やクリームなどの油分で保湿することは間違っていませんが、大半が水分できた化粧水では保湿効果は微々たるものです。それなら、お肌表面にいる美肌菌のサポートに乳酸菌配合の化粧水を使う方がメリットが沢山あります。

乳酸菌成分が入った化粧水を使うメリット

肉食女子の言葉もあるように食生活も肉食中心で、毎日ガッチリメイクで通勤していては、身体の内側の腸内環境と身体の外側のお肌の常在菌尾環境を自らダブルで壊しているようなものです。乳酸菌を含む発酵食材が自然にとれる和食中心の食生活にシフトして腸内環境を整えましょう。

では、お肌の外側のスキンフローラはどうやって整えればよいか?メイクは毎日しなくてはならないし、美肌菌の好物の良質な汗を出す為にスポーツジムに通うのも面倒だし?そこで、お肌の美肌菌にも乳酸菌が必用になる訳です。

乳酸菌化粧水の効果とメリット

  • 乳酸菌が腸内環境を整えるように、乳酸菌化粧水もお肌の常在菌環境を整える。
  • 保湿性に優れ、ローマ時代からお肌の美白に使われていたほどの美白効果。
  • お肌を柔らくする柔軟作用、肌荒れを改善する損傷皮膚修復作用。
  • 悪玉菌や日和見菌の増殖を抑制してPHバランスを整えてお肌の弱酸性をキープ。
  • 活性酸素の発生を抑える抗酸化作用に優れ、シミ、シワなど肌老化を抑制。

乳酸菌化粧水の選び方

コスメに配合される乳酸菌由来の2大成分は、乳酸菌培養液と乳清・乳酸菌発酵液(ホエイ)です。この2大成分がメインで配合されている乳酸菌化粧水を選びましょう。

腸内環境を整えるヨーグルトでも好みが分かれるように、乳酸菌化粧水もあなたのお肌の常在菌との相性があります。合わないヨーグルトを食べると下痢してしまう事もありますね。

乳酸菌化粧水はそれほど高額コスメではないので、何種類か使ってみてお肌の調子良くなったと思える乳酸菌化粧水を使いましょう。それが貴女のお肌の常在菌と相性の良い乳酸菌で美肌菌を増やしてくれます。

発酵コスメでは発酵食品の老舗である清酒メーカーからリーザナブルで良質の発酵コスメが出ているように、乳酸菌コスメも乳酸菌食品の老舗メーカーであるヤクルトやカルピスからも乳酸菌化粧水が販売されています。あなたのお肌に合うかどうか試してみましょう。

美肌菌を増やす方法

化粧水を見る女性

お肌の善玉菌である美肌菌を増やすにはどうしたら良いのでしょうか?女性の多くが無意識に美肌菌を減らしている方が大半です。

日本人女性の場合、成人女性のほぼ全員がメイクしますね。このメイクが美肌菌を減らす元凶になります。上で美肌菌(細菌)は自己増殖すると書きました。自己増殖するにはエサとなる食べ物が必用です。

美肌菌(表皮ブドウ球菌)の食べ物は汗や皮脂です。殆どの女性が汗や皮脂で崩れないファンデーションを使ってメイクアップしているはずです。また、制汗スプレーやメイクなど合成物質の混ざった汗や皮脂では、美肌菌の良質な食べ物とは言えません。

さらに、現代人はエアコンの効いた部屋で仕事する女性が多く良質の汗が出る機会が失われています。美肌菌を増やすというより減らさないよう努力するだけで、美肌菌は増えるかもしれません。

水だけ洗顔が美肌菌を守る

肌断食が話題になってかなりの年月が経ちました。肌断食が話題なった当初は美肌菌の効果は伝わりませんでした。しかし、油分や化学物質(メイク)をお肌に乗せないこと、お肌のバリア機能である皮脂膜をクレンジングや洗顔料で洗い流さないで、お肌をナチュラルな状態に保つことが肌断食のメインテーマでした。

自然なお肌の状態をキープすることは美肌菌の育菌と同じことです。常在菌である美肌菌は元からお肌に住んでいます。余計なこと(メイクアップやダブル洗顔)をしなければ、自然に育って美肌菌が増えてくれます。

朝は水だけで顔を洗う

夜寝る前にスキンケアを欠かさない女性は多いはずです。しかし、スキンケアに使うコスメは大半が油分です。お肌に過剰な油分が残った状態で寝るのは美肌菌に良くありません。

人間は就寝中に1晩で半ℓ~1ℓ前後の汗をかきます。良質の汗は美肌菌の好物です。余計な美容成分が混じった皮脂や汗では美肌菌は喜びません。

さらに、お肌のターンオーバーは夜寝ている間に促進することはご存知のはずです。前夜のスキンケアで顔に油分が残っている事で洗顔料が必用になります。水だけで顔を洗うことができるように、夜の過剰なスキンケアは控えましょう。

メイクを落とし洗顔

本来ならノーメイクがお肌にも美肌菌にもいい事は明白です。しかし、社会人女性の場合、毎日ノーメイクで通勤するのは嫌ですね。

強力なクレンジングやリムーバーが必用になるガッチリメイクは、特定の日だけに留めたほうが無難です。皮脂膜と一緒に美肌菌を根こそぎ洗い流してしまうダブル洗顔は極力避けましょう。

美肌菌も喜ぶ夜の洗顔方法

  • ガッチリメイク後はクレンジングや専用リムーバーでメイクをしっかり落とす。
  • 純石鹸又は植物性油脂の洗顔料を泡がフワフワになるまで泡立てる。
  • 体温より低い30度前後のぬるま湯で顔全体を濡らす。
  • 泡を顔に乗せ、手のひらで包み込むように小さく円を描きながら、顔の中心から外側に向かって丁寧に時間を掛けて洗う(2~3分前後)※ゴシゴシ擦って洗うのはNG!
  • 体温より低い30度前後のぬるま湯を手のひらですくい、顔の中心から外側にむかって丁寧にすすぐ。(すすぐ回数は20回以上)
  • 洗濯したての清潔なタオルで水分を包み込むように拭きとる。ゴシゴシ擦って拭くのはNG!美肌菌を増やす為にも清潔なタオルで優しく水分を拭き取りましょう。

入浴後の保湿

汗をかかない現代女性にとって、美肌菌の好物である良質の汗をかけるのがバスタイムです。湯船に浸かって1日の疲れを癒し大量の汗をかきましょう。

洗顔でもそうですが、お肌に水やお湯が付着すると、水分の結合が外れて乾燥が始まります。特にお風呂上りはお湯で全身の水分結合が外れて、急激にお肌の乾燥が始まります。このため保湿が必用になる訳です。

お風呂上りはなるだけ早く保湿美容液やオーガニックオイル(植物オイル)で保湿しましょう。保湿美容液ならセラミド配合の美容液がおすすめです。

保湿は早ければ早いほど良いので、バスルーム内や脱衣所に保湿オイルを用意しておき、タオルで水分を取ったら直ぐに保湿剤で保湿しましょう。

まとめ

ビューティ&ヘルスと言われるように美容と健康は連動しています。腸内環境が整えばお肌に良い影響が現れて美肌に繋がります。

逆に腸内環境が乱れて便秘や下痢気味のときは、お肌に吹き出物やニキビが出来たり、目元にクマが出来たりしますね。

スポーツやお風呂で良い汗を出せば美肌菌も喜びお肌の常在菌環境も整えられて美肌菌も増えてくれます。

毎日のメイクや運動不足で良質の汗や皮脂が出せない方は、乳酸菌化粧水で美肌菌をサポートしてあげてください。

化粧水は大半が蒸発してしまうので高価な美容成分配合の高級ローションは不要かもしれません。コストパフォーマンスに優れた乳酸菌化粧水が美肌菌を増やし、あなたのスキンフローラを綺麗に咲かせてくれます。

 
   
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