炭水化物で肌が荒れる?美肌のために気をつけたい炭水化物を食べるときの注意点

肌が荒れる

炭水化物を食べて、皮膚に炎症が起きたり吹き出物ができたりして、肌が荒れてしまった経験はありませんか。この記事では、炭水化物が関連する肌荒れの原因と対策方法をお伝えします。炭水化物が不足しても過剰になっても体に良くないことが怒るので、食生活を見直して肌トラブルの発生を予防しましょう。

執筆者:broccolin

資 格:管理栄養士|栄養教諭一種免許|食品衛生監視員|食品衛生管理者


炭水化物が肌荒れの原因になる

肌の不調が続き、どんな基礎化粧品を試しても治らない場合は、食事が肌荒れの原因かもしれません。特に炭水化物は毎日多量に摂取する栄養素なので、肌荒れへの影響が大きく出ます。

ダイエットで肌荒れ

痩せようと思うと、食事量を減らすか運動をする人がほとんどです。食事量を減らすと糖質が不足する、食物繊維が不足する、ホルモンバランスが乱れる、睡眠不足になる、ストレスがかかるといった健康に悪い条件が揃ってしまいます。食事量を減らして生じる便秘や水分不足は肌の状態を悪くします。健康を保つ量や水分、食物繊維をしっかりとるよう心がけたいものです。

体質に合わない痩せ方

例えば、運動が苦手なのに無理して続けようとすると精神的な負担がかかります。ストレスがかかった結果として食欲をコントロールできなくなり暴飲暴食という肌に悪い行動をとってしまいます。モチベーションを維持できるようなダイエット方法を選んで肌も労るようにしましょう。

栄養不足

ダイエットをするために食事の全体量を減らすと、1日に必要な栄養素を採れなくなります。普段から不足しがちな食物繊維、ビタミン、ミネラルの摂取量がさらに減るので健康な体を作るための材料が欠乏します。その結果、代謝が滞り痩せにくくなります。肌のターンオーバーも減り肌荒れが悪化してしまいます。

食べ過ぎ

栄養が不足すると肌荒れが起きますが、食べ過ぎても肌に不調をきたします。例えば、酸化しやすい性質を持つ脂質が過剰になると皮脂の分泌が増え、ニキビやできものが増えてしまうことがあります。

炭水化物が足りないと肌が荒れる

栄養不足は体に良くないとよく言われますが、なぜ炭水化物が不足するといけないのか、どうすれば十分な量の炭水化物を食べられるのか考えてみましょう。炭水化物だけでなく、タンパク質の不足についても解説します。

炭水化物不足

炭水化物が不足すると、体内のエネルギーが枯渇した状態になります。エネルギーが無くなるとヒトは生きていられないので、体は節約モードに入ります。節約モードでは、代謝が滞る、炭水化物以外の栄養素であるタンパク質や脂質がエネルギーを作るために使われるようになります。そうなると、肌のターンオーバーが遅くなるだけでなく肌を作る材料も少なくなり、細胞が入れ替わらなくなります。これが肌荒れの原因になり得るのです。

タンパク質不足

肌、髪、爪など人間の体はタンパク質で構成されます。新しい肌の材料になるタンパク質が足りなくなれば、肌の細胞の代謝が滞るので、結果として肌荒れが生じてしまいます。肌のタンパク質として有名なのはコラーゲンやエラスチンです。

これらが不足するとたるみやしわも増えてしまいます。ちなみに、化粧水や美容液でコラーゲンを肌に塗っても、全て肌の構成成分になるわけではないので注意しましょう。コラーゲンを添加した食品やサプリメントも同様です。

便秘

炭水化物は糖質と食物繊維の2つに分けられます。糖質は生きるために必要なエネルギーのもとになりますが、食物繊維も大事な役割を担っています。それはお通じの調子を整えることです。食物繊維には便の量を増やしたり便を軟らかくして排出しやすくしたりする働きがあります。炭水化物の摂取量とともに食物繊維の量も減るので便秘になることがあります。

炭水化物を不足させない方法

もし糖質制限ダイエットをしているなら、食事から炭水化物を抜くのをやめてみましょう。ご飯は1食で茶碗1杯までにしておかわりはしない、砂糖や小麦粉などを原料とした糖質の多いお菓子を避けるなどの代わりのルールを作れば、食事での炭水化物量を減らさなくてもダイエット効果はあるので、炭水化物や食物繊維不足に陥ることは減ります。

炭水化物が過剰だと肌が荒れる

炭水化物を食べすぎるとどのようなことが起こるのでしょうか。体の中でどのように炭水化物が利用されるのかを考えながら見ていきましょう。

炭水化物の過剰摂取

お腹を満たすために、ご飯をたくさん食べたり、パスタやうどんが大好きで週に何度も食べるということがありませんか。炭水化物を過剰に食べると、エネルギー源として使われず余った分は脂肪に変わります。脂肪細胞からは炎症を惹き起こす物質が放出されるので、肌にダメージを与えることがあります。

皮脂の増加

炭水化物が過剰になると脂質に変えられて蓄えられると書きました。脂質の増加はすなわち皮脂の増加です。皮脂が増えると、毛穴を詰まらせて炎症を起こします。もともと脂性肌の人は普段以上に肌トラブルが起きやすくなるので、脂質そのものの過剰摂取だけでなく炭水化物の過剰摂取にも気を付けましょう。

グルテンアレルギー

炭水化物の過剰摂取以外にもタンパク質が過剰になるとグルテンアレルギーを発症することが考えられます。普段は気にならなくても、体調が優れないときやグルテンを多く含む小麦粉でできた商品を食べ過ぎた際に肌が荒れる場合はグルテンアレルギーの体質を持っているのかもしれません。最近はグルテンフリーのパンやパンケーキミックスも市販されているので、心当たりがある人は試してみると良いです。

肌荒れしない炭水化物の食べ方

肌荒れのリスクを減らすにはどのように炭水化物を食べれば良いのでしょうか。肌荒れを気にしない食事には、食べる量を調節することと他の栄養素を併せて摂ることが肝心です。

適切な量の炭水化物を食べる

具体的にどれくらいの量を食べればいいのか知りたいところですが、そもそも自分は炭水化物が足りているか不足しているか分かりにくいです。まずは炭水化物不足、過剰のサインを知りましょう。

  • 炭水化物不足のサイン

    便秘がちであったり、スタミナが足りないと感じていたりする場合、炭水化物不足やエネルギー不足が考えられます。ご飯を減らすのではなく、おかずやおやつで食事量を調節すると炭水化物をしっかりと摂ることができます。

  • 炭水化物過剰のサイン

    体重が標準より重い、体脂肪率が高いと炭水化物が過剰であることが考えられます。茶碗の大きさを小さくする、少ない量でも多く持っているように見える茶碗に変えるなどの方法を取れば、食事の満足感を損なわずに炭水化物量を減らすことができます。

他の栄養素とのバランスを考える

ヒトの体は実に多くの種類の栄養素を必要とします。炭水化物のみではなく、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが健康な肌のためにどう働くかみていきましょう。

  • タンパク質と脂質

    体を構成するタンパク質は肌荒れ防止に働いてくれます。コラーゲンもタンパク質を分解したアミノ酸から合成されるので、老化も防げます。脂質も細胞膜を構成する栄養素なので、不足させてはいけません。潤いのある肌のためには脂質が必要です。

  • ビタミンとミネラル

    ビタミンCやレチノールとも呼ばれるビタミンAは化粧品の成分として有名です。美肌のために、これらのビタミンが炎症を抑えたり、肌の脂質の酸化防止に役立っています。鉄、亜鉛、ケイ素など体を健康に保つためのミネラルが肌にも良い働きをします。

食事と並行して行うと良い肌荒れ予防法

健康的な食事を摂っていても肌荒れが治らないという人もいるでしょう。その場合、肌荒れの原因は食事だけでないことが考えられます。運動、睡眠、ストレス減少の3点に着目します。

適度な運動をする

体を動かすと、筋肉に血流が多くなるので全身の血巡りが良くなります。血液は老廃物を運び去り、細胞への栄養素を運んできてくれるので、血流が良くなると肌の艶が良くなる、肌荒れしにくくなるというメリットがあります。

だらだらと汗をかくような激しい運動でなくても、体がじんわりと温まるようなストレッチやヨガをすれば血流は促されます。朝起きてすぐやお風呂上がりのタイミングがちょっとした運動を取り入れやすいのでおすすめです。

睡眠時間を確保する

子どもの頃に早寝早起きをして成長ホルモンの分泌を促すことが身長を伸ばすために重要だと聞いたことがある人も多いでしょう。実は子どもの頃だけでなく、大人になってからも成長ホルモンは分泌されます。成長ホルモンには細胞を増殖させる効果があります。日付が変わるまでには就寝することを心がけて成長ホルモンの分泌を促進しましょう。

ストレスを減らす

ストレスは健康な体づくりの最大の敵です。イライラしているときは、交感神経が優位になっています。ストレスは体のさまざまな反応を制御する自律神経や免疫細胞に悪影響を及ぼすので、全身に良くない効果が現れてしまいます。深呼吸をする、不安を取り除くなどの対処法を行なってストレスを無くすあるいは減らすようにしたいものです。

炭水化物を食べて肌をきれいにする方法

実際にどのような食べ方で炭水化物を食べれば肌がきれいになるのでしょうか。具体的な方法を見ていきましょう。

2種類の食物繊維をとる

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。不溶性食物繊維は便容積の増大、水溶性食物繊維は便を軟らかくする効果を持ちます。2種類の食物繊維が足りていないと便秘になってしまうので気をつけましょう。きのこや海藻、ごぼうなどの食物繊維が多い食品を毎食1品取り入れると丁度良い摂取量に近づけられます。

お通じを良くする

食事量を減らしすぎないこと、水分と食物繊維を摂取することが腸内をきれいに保つために必須です。便秘がちだった人でも、お通じが毎日のように来るようになれば、肌の状態は日に日に良くなっていきます。腹筋を鍛える、お腹のマッサージを行うなどを並行すると相乗効果が得られます。

ビタミンを補う

炭水化物やタンパク質、脂質の代謝には酵素が必要です。このときビタミンは酵素の働きを補ってくれます。酵素の働きを良くするには炭水化物の代謝に必要なビタミンB2、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6、コラーゲンを作るのに必要なビタミンCの摂取を意識することが重要です。

急に痩せすぎない

1週間から2週間で5kgの体重減少のような急に痩せた場合、減った体重のほどんどは水分です。体の水分が抜けると、もちろん肌の水分量も減ります。乾燥した肌は見た目が美しくなく、不健康な状態です。1ヶ月に1kgから2kgの減少を目指すとみずみずしい肌を保ったまま痩せられます。

まとめ

炭水化物は少なくても多くても肌荒れの原因になるということが分かりました。ダイエットをする場合、ご飯は1食1杯食べること、体重減少は月に2キログラム程度に抑えることに気を付けましょう。

健康な肌のためにタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルもバランス良く摂取すること、睡眠や運動をしてストレスを溜めないようにすることも大切です。炭水化物の量が適切かどうかは毎日お通じがあるかで判断すると、お通じの改善とともに肌質の改善も見込めるので、おすすめです。

ナッシュと池田エライザ 産直ギフト
 
   
この記事をシェア