子どもの免疫力を高めるために押さえておきたい3つのポイントを解説!!

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子供の食事で免疫力アップ

子どもが小さいと仕事やイベント、大事なおでかけの時に風邪を引いてしまい、お出掛けがなくなった経験はないでしょうか?

この記事では風邪をひきにくい、もしくは風邪になっても回復力が早くなるような免疫力を高める子ども育て方について考えてみたいと思います。

執筆者:亀崎 智子

資 格:管理栄養士|中級食品診断士|野菜ソムリエ|無添加ふりかけアドバイザー|日本ファスティングコンシェルジェ協会(JFCA)認定講師(マスターファスティングコンシェルジェ)

ブログ:かめごはん


生活習慣が免疫力を左右する

私たちの身体には免疫機能が備わっているため、身体の中にウイルスや細菌などの病原菌が入ってくるのを防いだり、入ってきたものを退治したりします。この免疫機能を働かせるために免疫細胞の数や強さが免疫力を左右します。

昔に比べると子どもたちの免疫力が低下してきているといわれることが多く、その原因としては食の洋食化や加工食品の過剰摂取、夜型生活、ストレス、過度な除菌生活などがあげられます。

子どもの平熱は37℃代といわれていましたが、現代では、35~36℃前半代が多い傾向にあります。体温が1度下がると免疫力が約37%も下がるとの報告もされています。これも免疫力が低下している原因の1つともいわれています。

これらの原因を見直すことが免疫力を高めることに繋がるので、簡単に取り入れることができる方法を試していただければと思います。

免疫力を高める3つのポイント

免疫力を高める子育てをする上で押さえておきたい大きなポイントは3つあります。免疫力を高めるための方法はいろいろありますが、その方法を生活に取り入れたからといって、すぐに効果が出るわけではありません。まずは習慣化することが大事です。

食生活が乱れている子

ここ数十年でいつでも手軽に食べ物が手に入る便利な世の中になりました。私たちが毎日、口にする物は腸内環境の状態を左右します。

野菜を中心とした発酵食品を使用した和食は腸内環境をよくしてくれます。一方で、食品添加物や化学調味料が多く使用されたものは腸内環境を悪くしてしまいます。

腸は身体の中の免疫細胞が約60%も存在している臓器であるため、腸内環境が悪化してしまうと、免疫力の低下に繋がってしまうのです。そのため、毎日は無理でも、腸内環境をよくしてくれる食べ物を意識して口にすることで、腸内環境の改善が期待できるのです。

夜更かししてしまっている子

最近では両親共働きという家庭も多く、ついつい親の生活リズムに子どもが合わせなくてはならない環境になってしまっているご家庭も多いのではないでしょうか。

親のリズムに合わせてた生活をすることで睡眠不足になっている子供が免疫力の低下に繋がっているとの報告もされており、年齢別の推奨睡眠時間も設定されています。

年齢 推奨睡眠時間
1~3歳 12~14時間
3~5歳 11~13時間
6~12歳 10~11時間

20~4時は細胞の修復や再生が行われる時間でもあり、この時間にしっかりと睡眠をとっておくことが免疫力を高めることに繋がるのです。

ストレスをため込んでしまっている子

一見、免疫力とは無関係なように感じてしまうかもしれませんが、ストレスも免疫力に深く影響しています。

肉体的はもちろん精神的なストレスも自律神経を弱めてしまうことで、免疫力を低下させてしまうのです。近年、スケジュールがびっしりで時間に追われている子どもも少なくはありません。

外で思いっきり走り回って遊ぶ子どもも昔に比べると減ってしまっています。身体をしっかりと動かして自由に遊びまわることはストレスが溜まらないだけでなく、体温を上げるという面でみても免疫力を上げることを期待できるのです。

バランスのとれた食事を取ろう

何を口にするかは腸内環境を左右します。腸は免疫の要といわれるほど免疫細胞がたくさんある場所であるので、免疫力を高めるためには、まず、腸内環境をよくしてあげることが重要です。

腸には善玉菌、悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌と呼ばれる3種類に菌が存在しています。

日和見菌は善玉菌と悪玉菌のどちらかを状況によって加勢する菌です。免疫力を高めるためには、善玉菌が優位になるような食生活にすることがポイントです。

善玉菌を増やす方法とは

善玉菌を増やすためにおすすめの食材が昔ながらの発酵食品です。代表的なものを挙げると、味噌や納豆、醤油、塩麹、甘酒、醤油麹、ぬか漬け、などさまざまなものがあります。

これらの発酵食品を意識して身体の中に取り入れることで、腸内環境の改善に期待できるのです。一般的にお店で購入しようとした場合に、発酵食品として紹介した食材の中には、食品添加物や化学調味料が使用されているものが紛れ込んでいる場合があります。

これをたくさん取り入れてしまうことは逆に腸に負担をかけてしまうことにもなりかねません。そのため、シンプルな材料で作られている物であるのかを確認してから選ぶことをおすすめします。

また、何かに極端に偏り過ぎることもよくありません。野菜を中心にバランスよく旬のものを口にすることを心がけるとよいでしょう。

早く寝ることを習慣化

免疫力を高めるためには、睡眠も大きなキーワードの1つです。風邪をひかないようにしっかりと質のよい睡眠を確保することも大事です。風邪を引いた場合にも睡眠をしっかりとることで、回復を早めることに繋がります。

免疫力を高めたいのであれば、まずは寝ることがとても大切なのです。子どもの場合、21時までには眠りにつくことが理想です。

直前まで明るい光を浴び続けていると、脳が覚醒してしまい、深い睡眠をとることが難しいです。そのため、夕方以降には、照明を少し落としつつ、テレビやゲームは最低寝る1時間前までで終了することをおすすめします。

ストレスをためない生活

信じられないかもしれませんが、ニコニコ笑うことで免疫力が上がるということが証明されています。逆に、ストレスをため込んで沈みこんでしまうことは免疫力の低下に繋がります。

予定通りに上手くいかずに、イライラして子どもあたってしまうということもあるかもしれませんが、みんなが笑顔でいるだけで、免疫力はアップするのです。

これは誰でも今すぐ実行することができる免疫力を上げることができる方法です。難しい時もあるかもしれませんが、ぜひとも、まずは意識してでもよいので、ストレスをためすぎずに笑顔を意識して過ごしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

免疫力を高める子育ての方法は実はママとパパ、そして家族みんなの免疫力を高める方法でもあります。発酵食品を使用した野菜もしっかりと食べれる和食中心の食事や早寝早起きの習慣、最低1日1回は笑顔になることを意識して過ごしてみるのはどうでしょうか。

すぐに効果を感じることはできないかもしれませんが習慣化することで風邪にかかりにくい、もしくは回復力が早い身体になっていくことでしょう。

慣れない最初は大変かもしれませんが、少し気をつけることで免疫力を高めることは可能なのです。ぜひ、実践して、風邪にビクビクすることなく笑顔で楽しく過ごせる生活を手に入れてみませんか。

 
   
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