トマトに含まれるリコピン効果で生活習慣病の予防!血管の老化を防ぐ!!

新鮮なトマト

ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトには栄養がたっぷり含まれています。実際にトマトには生活習慣病の予防や脂肪増加の抑制など嬉しい働きがあります。成分の一つに「リコピン」がありよく耳にする成分ですが、リコピンにはどんな効果があるのでしょうか?そんなトマトについてこの記事では詳しくご紹介していきます。

▶︎ トマトの栄養を損なわずに摂る調理方法とは

トマトの魅力的な効果

  • リコピンが豊富

  • 抗酸化作用や活性酸素抑制効果

  • 善玉コレステロールを増やす

  • 生活習慣病や動脈硬化の予防

  • 13オキトODAで代謝異常の改善

リコピンで抗酸化作用と活性酸素の抑制を!

トマトの赤い色はリコピンという成分です。このリコピンには、体に有害となる活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があると認められています。そして抗酸化作用の働きによって、ガンや動脈硬化などを予防する効果が高いことが分かっています。

なぜ活性酸素を抑えなければいけないのでしょうか。それは、活性酸素は普通の酸素に比べて酸化(サビつかせる)させる力が強い酸素なのです。

活性酸素が増える原因

  • 喫煙による有害物質

  • アルコールを肝臓で分解する時

  • ストレスにより血流が悪くなり、それを元に戻す時

  • 紫外線が皮膚細胞に当たった時

私達は呼吸することによって酸素が体の中に取り込まれます。その酸素のうち数パーセントは活性酸素として働き、人間の体の中にいるウィルスや菌などを退治してくれる役割を担ってくれています。しかし、この活性酸素が必要以上に生まれてしまうと、体の正常な細胞まで傷つけてしまうのです。
傷つけられた細胞は、がんや生活習慣病、また血管の老化を早める原因になってしまいます。リコピンは、このような過剰に発生した余分な活性酸素を抑えて消去させる抗酸化作用が強いのです。



生活習慣病や動脈硬化は善玉コレステロール増加で予防!

トマトに含まれるリコピンには、善玉コレステロールを増やしてくれる働きがあります。
実験として、1日に一個半のトマトを摂取しコレステロール値を測ったところ、1ヶ月間で善玉コレステロールの濃度が15%も上昇したという実験結果が出ました。

▼コレステロールとは?

コレステロールは人間にとって大切なもの。コレステロールは「悪玉コレステロール」と「善玉コレステロール」に分けられ、それぞれに役割があります。悪玉、善玉とバランスよい値であれば問題はありません。
しかし、悪玉コレステロールが増加し過ぎると血管に汚れが溜まったり弾力がなくなり硬くなるなど、血流が悪く汚れてしまいます。この血管の老化が原因で、生活習慣病や動脈硬化などの血管の病につながってしまうのです。

▼善玉コレステロールを増やす

健康で元気にいるためには、若々しい血管が必要です。しかし、生活習慣によって血管の老化が進むと、血管の機能はどんどん衰えてしまいます。
善玉コレステロールを増やすことは、血管がきれいに保たれ老化が予防でき、健康につなげることができるのです。

13オキソODA

京都大学大学院・農学研究科食品機能学の教授らによる研究グループによって、「脂質の代謝異常の改善に有効な13オキソODA」がトマトから見つかりました。

▼脂質代謝異常の改善

この13オキソODAにより、肥満のマウスにおいて、著しい改善効果がみられたと発表しています。肥満に伴う脂質の代謝異常の改善に有効な成分を発見したのです。

肥満は生活習慣病の元となり、動脈硬化などの直接的な原因となるため、脂肪の代謝異常の予防や改善は非常に重要な問題となってきます。これらの問題改善に、身近な食材であるトマトに含まれる13オキソODAが期待されているのです。

トマトの魅力的な効果

トマトの栄養を損なわずに摂る調理方法とは

トマトに含まれるβカロテンはオリーブオイルを使って摂取した方が吸収率が上がり、またリコピンも効率よく摂ることができます。皮にもポリフェノールが豊富、すりつぶすことでリコピンの吸収率アップ、ミキサーで丸ごとトマトジュースで飲む方法やトマトスライスにオリーブオイルをかける食べ方が「美味しく・簡単・栄養満点」に摂れる方法です。

トマトジュースと飲む時の注意点

トマトはミキサーにかけたり、すりつぶすことで細胞壁が壊れリコピンの吸収率も良くなりますので、トマトジュースやトマトピューレ、ケチャップなどの加工品もおすすめです。
中でもトマトジュースはゴクゴクと簡単に飲めるためおすすめですが、飲む際に注意する点もきちんと知っておきましょう。

▼無塩のものを選ぶ

トマトジュースには、塩が加えられている有塩と、塩が入っていない無塩のものがあります。有塩は塩分の摂り過ぎにつながりますので健康の為には無塩のトマトジュースを選びましょう。

▼リコピンの過剰摂取

トマトに含まれているリコピンをと摂り過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。またリコピンの働きにより肌が黄色くなることもありますので注意が必要です。

▼カリウムの摂り過ぎ

カリウムは体の中にある余分な塩分を排出してくれる働きがありますが、腎臓が弱い方がカリウムを摂りすぎてしまうと、カリウムをうまく処理できずに「カリウムの過剰摂取」になってしまいます。
過剰摂取となると、嘔吐などの胃腸症状やしびれ、知覚過敏、脱力感などの症状が発生します。さらに症状が悪化すると、不整脈や心肺停止にもつながるため、トマトジュースのカリウムの過剰摂取には注意が必要です。

▼逆流性食道炎の方

トマトは酸味が強いため、 酸っぱいものを食べると胃酸が込み上げてくるというような逆流性食道炎の症状がある方は避けた方が良いでしょう。

▼胆石が気になる方

トマトにはシュウ酸が含まれています。体内のカルシウムと結合すると胆石の原因となる「シュウ酸カルシウム」という物質ができますので、胆石が気になっている方やシュウ酸を抑えたい方は摂り過ぎに注意が必要です。

管理栄養士が選ぶおすすめの2品

▼上手な選び方

  • 枝についたまま完熟したトマトは、味がよくビタミンCも豊富です。しかし、スーパーに並ぶトマトの多くは日持ちを考慮し、トマトに緑色が残る状態で収穫されています。ですが、トマトには追熟と言って収穫後20°以上の環境にあれば色づくという性質があります。

  • 熟した時点で糖度が決まってくるため 甘みは期待できるでしょう。もちろん枝についたまま完熟させた方が栄養価は優れています。店頭ではどれも赤くなっていますので 、熟し具合を比較するのが難しいのですが、収穫してから時間が経っているトマトはヘタの部分が乾いていたり黒ずんでいたりします。ヘタの部分を目安に新鮮なトマトを選んでみてくださいね。

▼アボカドと一緒に食べて血管をきれいに保つ

「森のバター」と呼ばれているアボカド。アボカドの2割近くを占めている脂肪にはコレステロールを減らす働きがあるリノール酸やリノレン酸が多く含まれています。
善玉コレステロールを増やすトマトとぜひ一緒に摂たい果物と言えるでしょう。しかし、アボカドはカロリーが高いためダイエット中の方には注意が必要です。



■まとめ

赤いトマト1個には健康につながる元がいっぱい詰まっています。ぜひ身近にあるトマトを積極的に取り入れて内側からきれいに、そしていつまでも若々しく元気に過ごしましょう!

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