なめこの栄養効果について

なめこのぬめり成分で強い体に!優れた栄養で病気知らずの健康な体をつくろう!

つるりとした喉ごしと歯ざわりが人気のなめこ。漢字で「滑子」と書くように、なめこはぬめりが特徴です。口当たりが良く、お味噌汁に入れてもトロリとして美味しいですよね。
実は、このぬめり成分には体に嬉しい栄養が含まれており体を守ってくれるのです。
なめこのもつ栄養の魅力をご紹介しましょう。

執筆者:ASUKA

資 格:食生活アドバイザー2級|フードインストラクター認定|食育指導士

なめこの栄養とは

なめこの優れた栄養素とは

なめこのカロリーは100グラムで15キロカロリーと低カロリー。カロリーは低くても、とても優れた栄養効果とその働きを知れば、毎日の食事に取り入れたくなりますよ!

ぬめり成分ムチンで粘膜を強化し免疫力をアップ

なめこの独特のぬめりはムチンという成分です。
このムチンには、タンパク質の吸収を助けたり、目や胃、腸の表面の粘膜を守る働きがある他、カリウムといったミネラル類や食物繊維を多く含んでいます。



ムチンで粘膜の保護

ムチンは、多糖類のガラクタンやマンナンとタンパク質と結びついてできた成分です。
このムチンは、私たちの目の表面や、胃や腸の粘膜の表面にある成分で保護の働きをしているのです。目では涙を保ち潤いを与え、目の渇きを防ぐ効果があり、胃では、胃液を守る働きをし、胃の中の粘膜が傷ついた時には、その部分を修復しようという働きがあるため、胃の炎症や胃潰瘍の予防にも効果があるのです。また肝臓を保護する働きもあるため、二日酔いを防ぐことができます。
このムチンの粘性物質は、腎臓、肝臓、胃腸といった内臓の働きを強くしてくれる体に嬉しい成分です。粘膜を保護し丈夫にすると言う事は、感染症の予防にもつながり、ウィルスに負けない力を保つことができるのです。インフルエンザや風邪の予防に、積極的に摂取したい成分ですね。

β-グルカンで免疫力をアップ

なめこなど、きのこ類に多く含まれる「β-グルカン」という成分は、水に溶けにくい不溶性の食物繊維の一種です。
このβ-グルカンは、免疫力をアップさせる働きがあることから、ガン細胞を抑え込み、生活習慣病を予防する働きがあります。

β-グルカンの役目というと、体の中で免疫機能を管理し、免疫細胞の働きを活性化させることです。
その免疫細胞には、マクロファージやナチュラルキラー細胞と呼ばれるものがあり、それらは、私達の体の中に侵入したウィルスや細菌をやっつけ、また、異常な細胞を見つけては退治する働きがあるため、この免疫細胞を元気に活性化させることで免疫力が高まり、がんの増殖を抑えることもできるのです。さらに、β-グルカンの働きが活発になることは、免疫作用を正しく働かせることになりますので、アレルギーの予防や生活習慣病の治療にも役立つとして注目されている成分なのです。

豊富な食物繊維で腸内環境を整える

なめこには、水溶性の食物繊維であるムチンと、不溶性の食物繊維のβ-グルカンなど、沢山の食物繊維が含まれています。
水溶性の食物繊維は水に溶ける性質を持っており、腸の中で、コレステロールや糖質が吸収されるのを抑えてくれる効果があります。生活習慣病は、コレステロールや糖質の摂り過ぎが原因となりますので、これらの吸収を抑えることは予防へとつながるのです。また、不溶性の食物繊維は水に溶けないため、腸の中で水分を含み膨らみます。
水分を含むとカサが増すため、腸を刺激し始め動きが活発化します。腸内に溜まっている老廃物は、しっかりと水分を含んでいるためスムーズに外に排出されるのです。老廃物を溜め込まずに外に出すことにより、腸内細菌のバランスは保たれ、腸の環境を良い状態へと導いてくれます。
腸内環境が整うと、吹き出物やくすみといった肌のトラブル改善になりますので、食物繊維でトラブルのない美肌を保ちたいですね。

トレハロースで保湿や生活習慣予防

なめこに含まれているトレハロースという成分は、自然界の中で生まれた糖質として、とても保湿力があるため、お肌の乾燥対策として取り入れたい成分です。さらに、トレハロースには血糖値の上昇を穏やかにするため、生活習慣病の予防につながります。私達は食事をすると、必ず血糖値が上がりますが、時間が経つと元に戻ります。しかし、長期間の間違った食生活によって、血糖値が高く上がったままとなり、糖尿病や心筋梗塞といった病を引き起こすこともあるのです。血糖値の上昇を抑えるということは、体への負担を減らし、いたわることにつながります。食後の血糖値が気になる方は、毎日少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

カリウムで高血圧予防とむくみ改善

なめこにはカリウムが含まれています。カリウムには塩分を調整する働きがあるため、体の中に余分に溜まった塩分を外に出し、血液中の塩分濃度を調整します。また、カリウムの利尿作用により、むくみの原因となる余分な水分も排出してくれる働きもあるため、高血圧の方や塩分調整としても、積極的に摂りたい成分ですね。

なめこの味噌汁

なめこの栄養を逃がさない!選び方と調理のコツ

つるつるとしたなめこの食感は、自然なとろみでとても食べやすいですよね。ぜひ新鮮なななめこを選んで、調理してみてくださいね。

選び方のポイント

天然のなめこは一般的には出回っておらず、私たちがスーパーなどで手にするのは、ほとんどが栽培されたなめこです。なめこは、キノコ類の中でも特に傷みやすいため、選ぶ時にしっかりと状態をチェックしましょう。
なめこのカサの部分が開いていておらず、肉厚で粒がそろっていてツヤがあり、ゼリー状の部分は濁りが少ないと良い状態です。水煮で販売されている場合は、中の水が濁っていないかを確認し、パック入りのものは、袋が膨らんでいないと新鮮な証拠です。

調理のコツ

きのこ類は生で食べると食中毒を起こすこともあるため、必ず加熱をしましょう。

なめこは洗いすぎると、ぬめりに含まれる栄養成分が少なくなり旨味が損なわれてしまいまふすので、簡単に汚れを落とす程度に洗うのがポイントです。
なめこをざるに入れ、熱湯や水をサッとかけて水気を切ります。和え物などの場合は、熱湯をかけて水気を切り冷ましてから使います。味噌汁や煮物などには、水洗いしたものを食材と一緒にひと煮立ちすれば大丈夫です。
ぬめり成分で煮こぼれしやすいため、火加減には注意して下さい。
なめこを保存する場合は、パックの袋のまま冷凍庫で保存し、使う時には凍ったまま味噌汁の具として使うことができます。

なめこについて

なめこに対しての筆者の思い

なめこは一年を通して手に入り、日本の和食文化にもなじみ栄養価の高い食材です。
どんな具材にも合わせやすいので、普段の料理にプラスしてみてはいかがでしょうか。なめこを加えることで栄養のバランスも更に良くなりますよ。なめこで健康で明るい毎日を送りましょう!

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