舞茸の栄養

舞茸で血糖値をコントロール?!食物繊維は健康な体の味方!

「見つけると舞うほど嬉しい!」というのが名前の由来といわれている舞茸。きのこ類の中でも、歯ごたえと独特の香りや甘みで人気です。
そんな舞茸が血糖値に嬉しい働きをしてくれることを知っていましたか?!。

執筆者:ASUKA

資 格:食生活アドバイザー2級|フードインストラクター認定|食育指導士

舞茸の栄養効果

舞茸の優れた栄養効果とは?

きのこ類にはβグルカンがとても多く含まれ、舞茸には特にβグルカンが多く含まれています。βグルカンには免疫機能の回復や腸を刺激して腸内をきれいにする効果があります。
今回は舞茸のその他の栄養効果についてご紹介していきます。

血糖値の上昇を緩やかにする効果

私達の体は、食事をした後に急激に血糖値が上がったり下がったりする事がないように、血糖値を毎日コントロールする必要があります。
血糖値をコントロールするには「普段の食事の際に必要以上に食べ過ぎない」「甘いものを控える」といった心配りも必要ですが、その調整を手助けしてくれる食材の一つに舞茸が注目されているのです。

舞茸効果の持続性

舞茸には血糖値の急な上昇を抑える効果が、3時間以上の時間を空けた2回目の食事の際にも継続することが新潟薬科大学と雪国まいたけで有名な株式会社雪国まいたけとの共同研究によって判明しました。
白米だけを食べた時よりも、白米と一緒に焼き舞茸を食べてもらった人の方が食後の血糖値の上昇が抑えられます。血糖値が気になる方は朝食で舞茸を食べることで、昼食後の血糖値の上昇を抑えることができることに期待できます。

1日の摂取量は?

舞茸の必要な量としては1日に60gが目安といわれています。



なぜ上昇を緩やかにする必要があるのか

日常的に血糖値が急に上がりすぎたり、また急に血糖値が下がるなどの繰り返しは、糖尿病を引き起こす原因になってしまいます。

糖尿病は進行してしまうと重篤な様々な合併症を引き起こしてしまう怖い病です。合併症は特に血管の病気です。糖尿病の合併症により、細い血管が傷ついたりすると、目などの神経障害が起こり、また太い血管が傷つくと脳梗塞や心筋梗塞につながってしまいます。

血糖値の上昇を緩やかにするということは血管を疲れさせないということにつながる為、血管の老化を遅らせる効果もあります。また血管を若々しく保つことで見た目も若々しく見える為、血糖値を正しくコントロールすることは健康にも美にもと良いことばかりです。

血糖値とは?

血液中のブドウ糖の濃度のことです。食事をすると濃度が上がりますが、その上がった血糖値は膵臓から出されるインスリンが下げてくれます。血液中の糖の濃度をバランスよくコントロールすることは、血管もきれいに保たれ、健康で元気になれる秘訣なのです。

血糖値スパイクにご注意!

血糖値スパイクという言葉を聞いたことがありますか?
食事前の正常な血糖値と比べ、食事をした後に急激に血糖値が上がる現象のことを言います。極端な血糖値の変化が日常的に続くと 、血管の劣化が原因の病気である心筋梗塞や脳梗塞、また腎臓病などに繋がるのです。血糖値スパイクにならないよう、食後の血糖値の上昇を緩やかにする働きが舞茸にある為、是非取り入れて欲しい食材の一つです。

消化酵素が糖の生成を抑える

舞茸には、炭水化物が糖に変化するのを抑える働きもあります。
食べた炭水化物を糖に変化させるためには、唾液や小腸に存在する「炭水化物消化酵素」の働きが必要です。舞茸は、その炭水化物消化酵素の働きを抑えてくれるため、炭水化物が糖に変化せず、結果的に血糖値も上がりにくくなるのです。

食物繊維の働き

舞茸には水溶性の食物繊維が多く含まれています。食物繊維には、後から腸に入ってくる 糖や油の吸収を穏やかにしてくれる働きがあります

舞茸の天ぷら

舞茸の栄養を逃がさない!選び方と調理のコツ

舞茸は水溶性の栄養素がたくさん含まれていますので、水に溶け出しやすい特徴を持っています。
ですので調理する時には、スープや味噌汁など、煮汁を捨てることなく食べられる調理法や炊き込みご飯などがおすすめですよ。

舞茸の上手な選び方

肉厚で密集していて、触るとパリッと折れるようなものが新鮮な証です。袋の中に水滴が多いものは避けるように購入しましょう。

食べ方のポイント

舞茸の食物繊維を使って糖や油の吸収を穏やかにするには、舞茸を食べてから5分以上開けてから次の食事を始めましょう。
そうすることで舞茸の持つ効果が発揮され、血糖値の急な上昇を抑えやすくしてくれます。さらに、食物繊維が豊富なため、腸を刺激して腸内をきれいにする働きがありますので大腸がんの予防にも役立つと言われています。

加熱後も栄養素が豊富

舞茸は加熱調理をしても栄養素が壊れにくいのが特徴です。
実際に、炒めたり茹でたりした後の栄養素を他のきのこ類と比べてみたところ、群を抜いて舞茸が一番栄養素が多かったという結果につながっています。

舞茸としめじ

舞茸に対して執筆者の思い

健康は日々の食生活の積み重ねです。歯ごたえと独特の香りや甘みが強い舞茸は、塩分が少なくても物足りなさを感じさせず、減塩が必要な方にぴったり!!きのこ類の中でも加熱調理しても栄養素が豊富に残り、食物繊維も豊富な食材です。舞茸の旬は11月になり、寒くなり始めに鍋にぴったりの食材です。

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