エリンギの栄養について

エリンギの食物繊維で体調を整える!肝臓を守る効果も!?

きのこの中でもエリンギは弾力があり、食感がコリコリしているのが特徴です。
味も癖がないため食べやすく、一年中手に入りやすいのも魅力的。栄養効果にも注目しながら積極的に利用したい食材です!

執筆者:ASUKA

資 格:食生活アドバイザー2級|フードインストラクター認定|食育指導士

エリンギを並べる

エリンギの栄養とは

エリンギは手頃な値段で購入することができるきのこです。エリンギはキノコの中でも多くの栄養を含んでおり、是非活用していただきたい食材です。それではエリンギの栄養効果についてご紹介します。

腸内環境の改善

エリンギには、水に溶けにくい「不溶性の食物繊維」が豊富に含まれています。

不溶性の食物繊維の働き

不溶性の食物繊維は、腸の中で水分を吸収することで膨みます。
腸内でかさが増すため腸壁が刺激され、腸内の動きが活発になり、排便が促され便秘の解消につながるのです。

デトックス効果あり

食物繊維は便秘の解消だけではなく、体の中に溜まっている老廃物や脂肪などを体の外に出してくれるデトックス効果もあります。
毒素が外に出されることで、肌トラブルの解消にもなるのです。
不溶性の食物繊維は過剰に摂ることで、かえって便秘になることを知っていますか?さつまいもやとうもろこしなどと同様に、不溶性の食物繊維を摂る時には、通常よりも水分を多めに摂ることを心がけましょう。



冷え性や疲労回復

冷え性の原因の一つとして鉄分がの不足が上げられます。

β−グルカンで鉄分を吸収

鉄分が不足してしまうと細胞に酸素を運ぶ役割をする赤血球が減ってしまうのです。
赤血球が減ると、熱を作り出す細胞のエネルギーが不足し、結果的に冷え性になってしまいます。エリンギには、この鉄分の吸収を助ける「β-グルカン」という食物繊維が含まれています。

血流をよくする

エリンギには「ナイアシン」というビタミン成分も含まれており、この成分は血管を拡張させて血の流れを良くする働きをしてくれます。

免疫力アップ

β-グルカンには、免疫力をアップさせる働きがあります。
免疫機能を司る免疫細胞を活性化させることで、免疫力がアップするのです。免疫力は落ちてしまうと、風邪やウイルスにかかりやすくなり体調が安定しません。また、免疫力が落ちることで生活習慣病のきっかけともなりますので、「最近疲れやすく体調に自信がない…」という時にはβ-グルカンを取り入れてみましょう!

肝臓を守る働き

エリンギには生活習慣病の予防にも効果があることをご存知でしょうか?
油の多い料理や、アルコールによって肝臓の脂肪が30%以上蓄積されると、生活習慣病である動脈硬化になるため予防が必要です。

肝障害の予防

エリンギを食べることで、肝臓に脂肪がたまるのを抑える働きがあることが分かっています。
エリンギの「オルニチン」という成分は、シジミの成分としてもよく知られていますが、実は、しじみよりもエリンギの方がオルニチンを多く含んでいるのです!肝臓に働きかけるオルニチンの効果により、肝臓の解毒作用が高まり、疲労を回復させる働きもアップします。

活性酸素を除去する働き

トレハロースは発ガンや老化に深く関係している「活性酸素」を除去する作用があると言われています。
この他にも、骨の量が 20%から30%減り、骨がもろくなり骨折しやすくなる「骨粗鬆症予防」に効果があると期待されています。
トレハロースは、ブドウ糖が二つに繋がった糖の一種です。研究によると、この糖が、骨の密度が減って、骨粗鬆症になるのを防いでくれる働きをしてくれるため、閉経後の骨粗鬆症予防に期待されています。

骨は生きている!

骨はカルシウムが固まったままの状態と思っていませんか?
骨は生きており、中には血管も通り、酸素や栄養も送られています。そして、古い骨から新しい骨と代謝が繰り返され少しずつ作り変えられているのです。

骨粗鬆症になる原因とは?

  • 女性ホルモンの変化

  • 副甲状腺ホルモン

  • 運動不足

  • 加齢

  • 栄養の偏り

  • タバコ

  • 遺伝

順調に行われるはずの骨の新陳代謝が悪い影響を受けることで、骨の量が減って弱くなり「骨粗鬆症」になります。上記に記載している影響により骨の状態も変わります。

代謝をアップ!

ナイアシンはビタミンB群の仲間で、糖質や脂質の代謝を促してくれるなど様々な働きをする重要なビタミンです。またアルコールを分解する効果もあります。ナイアシンが不足すると皮膚や粘膜の炎症を防いだり、神経の症状を防ぐ働きがあります。
このナイアシンが欠乏してしまうと、うつ病やイライラ、精神障害、口内炎や胃腸障害などの不調が現れます。

エリンギの選び方

エリンギの栄養を逃がさない!選び方と調理のコツ

β-グルカンの働きを活かすためには、鉄分の多い赤身の肉やアサリなどの魚介類など、鉄を含む食材を食べる時に、エリンギを一緒に摂ると鉄分の吸収が高まります。またナイアシンは、二日酔いの原因となる「アセトアルデヒド」を分解してくれる酵素を補う働きがありますので、お酒を飲む時には、二日酔いの予防として、エリンギ料理を一緒に摂りたいですね!

選び方のアドバイス

  • かさが内側に軽く巻いているもの

  • かさが開いているものは鮮度がおちている

  • かさの裏側が白いものが新鮮な証拠

  • 軸が太く白いものほど弾力がある

調理の際に気を付けたいこと

エリンギの豊富な栄養成分を無駄なくしっかりと体に入れるポイントです。エリンギには、水に溶け出しやすいビタミンが含まれていますので、調理の際はエリンギから出た水分は残さずしっかり摂るように汁ごといただけるお味噌汁やスープに使うことがおすすめ!!

調理のポイント

エリンギは工場で人工的に栽培されているため泥が付いていません。調理の時は洗って使ってしまうと食感や栄養が損なわれるため、洗わずに使いましょう。またエリンギは切り方で食感に変化があります。

縦方向に切る

繊維が縦方向のため、繊維に沿って切ると食感はコリコリとして固く感じます。食感を味わいたい、揚げ物や炒め物などは縦方向に切りましょう。

輪切り

輪切りに切ると繊維に逆らうため、食感は柔らかくなります。

手で裂く

裂くと味が染み込みやすくなるので、マリネや煮込み料理などにおすすめです。

エリンギのバターソテー

エリンギに対しての執筆者の思い

エリンギは味は淡白でも、その中身にはぎっしりと栄養成分が含まれていることがわかりましたね。
味を主張し過ぎないところが、エリンギの魅力でもあります。どんな料理にでも合うため、いつもの料理にプラスして使ってください。

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