サプリメントの必要性

健康食品やサプリは偏った食生活を補うためには必要なのでしょうか?

忙しい現代社会ではバランスよく食事を摂ることが難しく、偏った食生活を健康食品・サプリで補う人が増加しています。では健康食品・サプリを専門家はどう考えているでしょうか?この記事では栄養を健康食品やサプリで補うことについて考えていきます。

健康食品とは

健康食品は「健康の保持増進に資する食品全般」、サプリメントは「特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品」がそれぞれ該当。明確な定義がない為、消費者が認識している考えは、通常の食材からお菓子や飲料、医薬品と類似した錠剤やカプセルまで多くの種類があります。

二分する専門家の考え方について

専門家の間でサプリの必要性は大きく意見は分かれています。「必要」と「必要ない」と考える専門家たちはそれぞれの主張をしています。企業によって大きな差があどちらが正しいというものではありません。
サプリは三食きちんとバランスの摂れた食事をする人には必要ありません

現代の生活習慣が大きく変わり、食生活が昔とは違った状況になっています。昭和初期のころは伝染病や感染症が多かったのですが、欧米の食生活が取り入れられるようになって、ガン・循環器疾患・糖尿病などが増えてきています。

日本の30年代の食生活が、一番といわれているのは、欧米食が進んでおらず、和食が中心の食生活でした。また現代より人々が忙しい生活をしていなかったことも理由です。忙しい生活が続くと、負担を減らすためにコンビニや外食で食事済ます、栄養バランスを考えず簡単な食事で済ますことも多くなりました。その為、足りていない栄養を健康食品やサプリから摂取する人が増えました。

健康食品の多様化

高齢化社会になって、食事を十分とることができなくなると、柔らかい健康食品などが必要です。高齢者においては咀嚼(そしゃく)機能が衰えて、硬いものが食べられなくなった人などは、健康食品・サプリの必要性を感じてきます。

若い人たちも忙しく、食事をおろそかにする人たちが増えています。そのような人たちは健康食品やサプリの活用が必要です。現代では子供用のサプリも摂取される方が増えています。しかし、エビデンス(科学的根拠)がはっきりとしていない為、子供にはバランスの摂れた食事を提供することをおすすめしたいです。

高齢者や一日ゆっくりと食事がとれない方は、健康食品やサプリが必要です。必要だといわれる方の中にも、健康食品やサプリを摂るときの注意を喚起しています。

健康食品・サプリを国はどのように考えているのか?

健康食品やサプリという言葉をよく耳にします。健康食品は法律上や行政上の定義がありません。行政上健康食品やサプリのことを機能食品といいます。機能食品にはエビデンスが示されたものと、示されないものがあります。そこで、健康食品やサプリについて厚生労働省は、次のように分類をしています。

食品といわれるものは次の3種類に分けらる

  • 特別用途食品

  • 保健機能食品

  • 一般食品

特別用途食品

特別用途食品とは厚生労働省の審査が必要。高齢者、アレルギーの人、妊婦さんや病人などの食品です。これには特定保健用食品も含まれます。特別用途食品は消費者庁で、エビデンスがしっかりしていて許可されたものです。現在厚生労働省から消費者庁に移行され、特別なマークを使って表示義務をしています。

保健機能食品

保健機能食品には特定保健用食品(個別評価型)と機能性表示食品、栄養機能食品(規格基準型)の3つに分類しています。

  • 特定保健用食品(トクホ)はエビデンスが認められ消費者庁が認可したものです。消費者庁が特別なマークを使用して表示させています。

  • 機能性表示食品は、企業の責任のもとにエビデンスがしっかり示されたものを、消費者庁に届け出たものです。

  • 栄養機能食品はある程度成分機能が決められたものの表示ができるものを届け出たものです。例えば、ビタミン12種類、ミネラル5種類のみ規格に合っていれば届けでだけでよくなります。



国が決める健康食品・サプリメント表示の仕方

特定の栄養素を凝縮した食品が健康食品やサプリメントです。日ごろの栄養素の足りないものを補う栄養補助食品といえます。健康食品といわれるものに、「保険機能食品」「栄養機能食品」「特定保健用食品」と消費者庁は分けています。

消費者庁の健康食品・サプリメントの表示制度

  • 健康食品

  • 機能性表示食品(届け出制で、安全性とエビデンスを届けることで企業の責任においての表示)

  • 栄養機能食品(自己認証制でその企業が独自に研究してエビデンスが得られたもの)

  • 特定保健用食品(個別許可制で健康の維持増進のエビデンスをしっかり得られたもの)

特定保健用食品は、いわゆる健康食品よりも安全であり、1つの栄養効果が得られる可能性が高いということです。エビデンスがしっかりした健康食品やサプリメントなら信頼できます。

飲み方の注意

  • 過剰摂取は絶対しない指示書通りの摂取が必要

  • 健康食品やサプリメントを病人が使用するときは、かかりつけ医師と相談

  • 人間の身体は一人一人違うので効果が同じではない

購入するときの注意

  • 食品と分類されている健康食品やサプリメントは、だれでも販売できるので誇大広告に惑わされない

  • 利用する健康食品やサプリメントのさまざまな情報をチェックすることが大切(使われる栄養成分や製造工程によって全く効果のない製品が作られることがある

  • 国の規制緩和により主要成分や容量、製造工程などまちまちなので、責任の所在のはっきりしたところを選ぶ

  • 多種類の入った健康食品やサプリメントは効果が薄い(例えばヒアルロン酸やコラーゲン入りや他にさまざまな素材を使って作られたものは、相互関係の科学的根拠がはっきりしていないし、分量もわずかなため効果が薄い)

サプリメントで最も注意しなければいけない点

  • 病人や治療中の人が健康食品・サプリメントを同時に使うとき相互関係が不透明

  • 医薬品と同時に使用するときは薬との相互関係が不透明

  • 健康食品やサプリメントを使って異常がでたら、すぐに中止して医療機関を受診

  • 複数の健康食品・サプリメントを使用するときは成分の相互関係が不透明

  • 個人輸入するときは特に注意



必要なサプリメントや健康食品はどれ!?

糖質・タンパク質・脂質は現代の食生活で過剰に摂取されています。反対にミネラルやビタミンは不足しがちの為、最初に選ぶ健康食品やサプリはミネラルやビタミンを摂れるものを選ぶことをおすすめします。それ以外は、「足りてないから心配だ」と感じる健康食品やサプリを摂取すればよいです。栄養が偏っている現代において、ビタミンやミネラルを摂り入れるため、健康食品やサプリメントを摂り入れている人々が大勢います。

本来ならこれらも食べ物から補える方が良いに越したことはありません。しかし、野菜においても昔の野菜ほど現在の野菜は栄養素が大幅に少なくなっています。食べ物からビタミンやミネラルを補給しようとすると、かえってカロリー過多になる可能性も否定できません。

健康食品・サプリメントの広告に表示されているものについて

健康食品の中にはエビデンスが人で行われなくて、ラットや動物によるエビデンスで得られたものを、誇大広告しているものもあります。人とラットや動物は消化器官が違うので、ラットや動物に効いて人間に効かないものは数多く存在します。人間のエビデンスを求めるのは、とても難しいものがありそれだけに万人に効くといいきれません。使用するときはいろいろな情報を集めて、自分の身体に本当に良いのか見定めることが必要です。

他の人に効果があったサプリが自分に効果があると思わないでください。一度試し、あまり効果が出ないものは諦めることも大切です。自分の身体で、どの栄養素が足りないか分かる人は実際少ないはずです。自分の身体にどの栄養素が足りないか分かれば、それを補充すれば補充食として効果が表れるかもしれません。それは、とても難しいことです。

病気が治る表現の広告について

  • 薬の代わりに健康食品やサプリメントを使いたい方は、よく、医者と相談することが必要

  • 健康食品やサプリメントは治療効果がないので病気が治癒することはない

  • 広告で過大な効果をうたっているものは、まず、疑った方がよい

  • 口コミや体験談で病気が治ったと書いていても、エビデンスがはっきりしていないので、その回復が実際に健康食品やサプリメントによるものか検証されたものではない

誇大広告を厚生労働省は喚起しています。といっても、素晴らしい健康食品やサプリメントはあります。今までどのような食品に副作用があったか、なかったかが「あ・い・う・え・お」順に表示していますので調べたい方はクリックして調べてみてはいかがでしょう。

  • 参考:国立研究開発法人|「健康食品」の安全性・有効性情報
    ※素材情報データーベースをクリックすると、自分が調べたい食品がでてきて副作用などの、もろもろのことをチェックできます。

安全性について

  • 天然・有機・植物性・自然という原材料の言葉は安全性をあらわしているのではない

  • 必要な栄養素も過剰にとれば副作用や死に至ることもある。食品だから沢山とっても大丈夫と考えるのは間違い

  • 食材として日頃食べている栄養素でも、量が多くなると危険です。特定の栄養素を凝縮している健康食品やサプリメントは、安全であるというエビデンスがない限り安全とはいいきれません

同じ栄養素でも実際食物のまま食べるのと、健康食品やサプリメントで摂り入れるのとでは大きな違いがあります。実際の食物のまま食べると、噛むことで唾液がでます。唾液によっていろいろなメリットが得られます。特定の栄養素が凝縮されているだけの、健康食品やサプリメントの場合は、唾液のメリットはなくなります。また、栄養素が足りているのに、同じ栄養素を多量に摂取してしまうと副作用が出てきます。健康な身体を作るには、栄養素をバランスよく摂り入れ、過剰や欠陥栄養素を作らないことです。そうしなければ健康な身体を作ることができません。

まとめ

健康食品やサプリメントの必要性は、個人によって大きく違いがあることが分かりました。3食バランスよく食事を摂っている人は必要ありません。
必要ある人は毎日が忙し過ぎて時間が取れないで食事が十分摂取できない人や、あるいは、高齢者で咀嚼が出来なくて十分な栄養が摂取できない人です。

健康食品やサプリメントを使用するときは、情報を集め本当に自分に必要か考えチェックして、摂取することが大切です。折角良い健康食品やサプリメントがあっても、その商品にたどり着けなければ高いお金を払って健康を害することにもなりかねませんので、必要のある人は良くチェックして求めてください。

                       

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