わかめは食物繊維たっぷり!老廃物を排出して病気知らずの体に!

わかめの栄養について

最近では、和食や健康的な食事が広がっていることから、欧米でも注目をされている「わかめ」。カロリーがほとんどないため、ダイエットの味方というイメージがありますが、それ以外にも健康を保つ上で優れた働きをしてくれます。手軽に使えて便利なわかめの栄養について、しっかり学んでいきましょう!

執筆者:ASUKA

資 格:食生活アドバイザー2級|フードインストラクター認定|食育指導士

わかめの優れた栄養素とは

栄養が豊富な海の中で育ったわかめには、体調を良くする働きがあります。
わかめのヌルヌルとしたヌメリ成分にも嬉しい効果が期待できますよ。

水溶性食物繊維でコレステロールを抑える

わかめ独特のヌメリは「アルギン酸」という成分で、食物繊維です。
乾燥したわかめ場合、重量の約40%が食物繊維で占めています。水溶性食物繊維の一種で、水に溶けやすいのが特徴です。その独特のヌメリ成分は、体の中の余分なコレステロールを包み込んで、体の外に排出してくれる働きがあります。

危険な動脈硬化の予防にも

コレステロールが排出されると、コレステロール値を抑えることができ、さらに動脈硬化を予防することにもつながるのです。
動脈硬化とは、動脈にコレステロール、脂質が溜まることで、血管の弾力や柔らかさがなくなってしまう状態のことをいいます。

この動脈硬化が進んでしまうと、血液が体全身にスムーズに流れなくなり、心筋梗塞、脳梗塞といった危険な病につながってしまいます。
悪玉コレステロールを溜め込まない日々の食生活が大切なのです!

腸内環境を整え体質改善!

わかめに含まれる豊富な食物繊維は、腸内環境を整えて便秘改善を促します。
私たちの人間の腸の中には、沢山の腸内細菌が存在していますが、善玉菌と悪玉菌の優劣によって腸内の環境に変化を及ぼすのです。

善玉菌が多い場合は腸の調子が良く、少ない時には便秘の症状が現れます。
悪玉菌が多いと、腸の中で毒素を発生させるため肌荒れなどが起こりやすくなります。

食物繊維は水に溶けるとドロドロになりますが、このドロドロが体に良くない物質の吸収を防ぎ、便として外に排出させてくれるのです。
腸の中に溜まった老廃物を体の外にスムーズに出すということは、健康で快適な生活を送る上でとても大切な働きです。

フコイダンで免疫力や粘膜の強化

ヌメリ成分の中に、フコイダンと言う天然成分が含まれています。
このフコイダンには、抵抗力や免疫力、また自己治癒力に優れているといった効果があると言われており、更なる研究が進められています。

免疫細胞を活性化させる作用や、胃腸の粘膜を保護する働きもあります。ピロリ菌を吸い込み、腸へ押し流すことで胃を守る効果もあるのです。
その他にも、肝機能の向上、抗ガン作用、血圧の低下など優れた働きが見つかっています。

骨を強く健康に!

カルシウムは人間の体の中で1番多く存在しているミネラルです。
体の中に存在するカルシウムのうち99%が骨や歯、残りの1%は血液や腎臓皮膚などに存在するなど、私たちの体になくてはならない栄養素です。

骨や歯のもととなる、カルシウムはとても大切ですが、骨になるためにはカルシウムだけでは成り立ちません。マグネシウムなどのミネラルも必要です。
わかめには、骨の健康に大切なミネラルが豊富に含まれています。

カルシウム不足はイライラの原因に!

カルシウムは神経や筋肉の興奮を鎮める働きもあります。
不足するとイライラしやすくなり、カルシウムは体にも心にも大切な栄養素です。

もともと和食文化の日本では、海藻や小魚からカルシウムをしっかりと摂っていたのですが、欧米化に伴い、日本人のカルシウム摂取量が減ってきています。
不足する理由の1つに、カルシウムが体へしっかりと吸収されていないことが挙げられます。

カルシウムは小腸で吸収されるのですが、この時、吸収を助けるビタミンDという栄養素が必要です。
私たちは紫外線に当たりビタミンDを合成させていますので、適度に日光に当たることも必要です。日光を極度に避けると吸収が不十分になるのです。

甲状腺ホルモンにはヨウ素が必要

ヨウ素は甲状腺ホルモンの代謝を促す大切な成分です。
子供の場合、成長ホルモンとともに成長を促す働きをするなど、体にとって必要不可欠なミネラルです。

甲状腺ホルモンは、タンパク質の合成を促す働きがあるため、肌や髪、爪を美しく保つ効果もあります。さらに体の粘膜強化に関係のあるビタミンAは、カロテンが体の中で変化した成分です。そのカロテンがビタミンAに変化するためにも、ヨウ素が必要なのです。

ヨウ素の摂り過ぎには注意!

ヨウ素は摂り過ぎても、不足しても甲状腺が正しく働かないのです。
正しく甲状腺ホルモンの合成ができず、甲状腺が肥大したり、甲状腺腫となります。

皮膚の乾燥や脱毛、成長障害などにつながります。
日本人は海藻や魚介類を好んで食べるため、世界で一番ヨウ素を摂取している国民です。

欠乏症の心配は要らないでしょう。過剰に摂取した場合、健康な人であれば外に排出される仕組みになっていますが、サプリメントの過剰摂取には気をつけましょう!

わかめの栄養を逃がさない!選び方と調理のコツ

市販のわかめにはたくさんの種類があります。調理の目的や用途に応じて使う楽しみも増えますね!

選び方のアドバイス

塩蔵わかめ、乾燥わかめ、干しわかめ、板わかめ、糸わかめなど、その種類は様々で、柔らかさや味、香りも異なってきます。選ぶ時のポイントを知っておきましょう。

  • 生わかめ:肉厚で弾力があり、濃い緑色で全体的に艶があるものを選びましょう。
  • 乾燥わかめ:黒褐色で厚みがしっかりあるものがおすすめです。産地によって食感が違ってきます。
  • 茎わかめ:厚みがあって艶のあるもの。色が濃くて鮮やか緑色を選びましょう。

調理のポイント

生わかめが手に入ったら、ぜひ磯の香りを味わってみてください!生わかめは調理の前に、下処理と下茹でが必要です。

  • 茎の付いた生わかめの場合、茎を切り分けてから水洗いします。
  • 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら20秒ほど茎を先に茹で、その後残りを全て入りましょう。
  • 軽く湯通しをしたら、すぐに冷水につけて洗います。

茹ですぎると、生わかめの食感が失われますので注意しましょう。
生わかめはそのままだと日持ちしませんが、冷凍保存することができます。下茹でした生わかめの水をよく切り、小分けにして冷凍します。
冷凍すると2ヶ月から3ヶ月間保存が可能です。解凍する時はザルに入れ、お湯をかけてください。

わかめに対しての執筆者の思い

海に囲まれた日本は、魚介類だけではなく海藻にも恵まれ、それらは日本人の食文化を支えてきました。
わかめは、酢の物や味噌汁といった和食には欠かせない食材であり、私たちの健康を保つ大切な栄養成分でもあります。

食の欧米化が進んでいるなか、手軽に使えるわかめの良さを改めて知ることで、健康維持に役立ててみませんか!?

 

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