りんごポリフェノールの素晴らしい栄養効果で体質改善!!りんごの魅了と選び方をご紹介

果物の代表ともいえるりんごには、私達の健康をサポートしてくれる優れた栄養成分がたくさん含まれています。ポリフェノールが豊富なりんごの魅力ある働きにせまってみましょう!
執筆者:ASUKA
資 格:食生活アドバイザー2級|フードインストラクター認定|食育指導士
りんごの魅力的な栄養効果
りんごにはりんごポリフェノールが多く含まれています。特に皮に多く、りんごを食べる時は皮を剥かず、食べるとりんごポリフェノールを余すことなく摂ることができます。そんなりんごポリフェノールには私の体にどんな効果があるのでしょうか?栄養効果を知ることで今まで捨てていた部分を食べたくなるかもしれませんね!ではりんごポリフェノールやりんごに含まれる栄養効果を見ていきましょう。
りんごポリフェノールで肺機能をアップ
肺年齢というのを聞いたことがありますか?
肺年齢が老化すると肺疾患を患い、知らないうちに肺の病が進行している場合もあります。肺年齢の低下の原因として喫煙者や高齢者をイメージしますが、近年では若い人でも肺の病を患うケースが増えてきています。この肺年齢を若返らせる食材にりんごのポリフェノールが有効であると分かってきています。
りんごには100種類以上のポリフェノールが含まれていることをご存知ですか?それらをまとめて「りんごポリフェノール」と呼んでいます。
りんごポリフェノールの働きにより、血流が良くなり、固くなってしまった呼吸筋が柔らかくなることで肺の機能がアップすることがわかっています。筋肉が弱り萎縮することも、肺機能の老化につながる原因の一つですが 、りんごの皮に含まれている「ウルソール酸」といわれる成分は、 筋肉の衰えを抑え健康に保つことができるとは言われ期待されています。
りんごポリフェノールのうち6割は「プロシアニジン」という成分です。
プロシアニジンには強い抗酸化作用があります。抗酸化作用には、私たちの体の細胞が活性酸素によって錆び付いでしまうのを抑えてくれる働きがあります。細胞の錆び付きを防ぐことは、体の中が綺麗な状態に保つことができ、アレルギーを抑える働きもあるのです。このような良い体内環境が持続することが、いつまでも若々しくいられるということにつながるのです!
プロシアニジンは、体内の脂肪の蓄積を抑制する働きがあることが分かり、肥満の予防に効果があるのではと期待が高まっています。実は、りんごのポリフェノールは未熟な青いりんごの方が10倍以上多く含まれています。
美肌美白効果
りんごポリフェノールには「プロシアニジン・カテキン、コロロゲン酸・アントシアニン」などのポリフェノールが含まれます。シミやそばかすになる原因の紫外線、ストレスにより生まれた活性酸素を除去してくれる抗酸化作用の働きにより肌のダメージを軽減してくれます。
整腸作用にも期待
ペクチンと呼ばれる成分が含まれ、とろりと固まる性質があり「植物性のゼラチン」といった感じです。ジャムを作ると、ゼラチンや寒天を加えなくても自然に固まるのはこのペクチンのおかげなのです。ペクチンには整腸作用もあり、天然の整腸剤のような役割を果たしてくれます。また、腸内の毒を便と一緒に排出する力もあります。
ゼラチン状になるペクチンが、血管の壁にコレステロールを付くのを抑える働きがある為、コレステロールを下げる働きに期待できます。ペクチンは皮と実の間に多く含まれているので、是非皮ごと食べることをお勧めします。
おすすめの調理方法
りんごを切ると果肉のポリフェノールが酸化し茶色く変色してしまいますがそれを防ぐためには食塩を混ぜた水やレモン水につけると変色を防ぐことができます。りんごポリフェノールは果肉の部分よりも皮に多く含まれ、約4倍ほど多く含まれています。そして、りんごを加熱することで、ペクチンの抗酸化力がおよそ9倍にアップするということが研究により報告されています。
昔から親しまれている、甘くて美味しい「りんごジャム・アップルパイ・焼きりんご」は、りんごの栄養もアップさせる優れた調理方法と言えます。
美味しい選び方と保存方法
赤いりんごの場合、下の方まで色がしっかり付いているものが熟しています。上が赤く下の方が緑色の場合は完全に熟していないため酸味が強いでしょう。
枝がしっかりしているものは栄養が豊富といわれ、枝が干からびているものは鮮度が落ち水分が抜けている可能性が高いため確認して購入するように注意してください。
保存方法
低温で湿度が高い状態にするのが長持ちのコツ。一つずつラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
まとめ
ポリフェノールの働きにより「りんごを1日1個食べると病気にならない」と言われる意味が分かりますよね!美味しいりんごを毎日食べる習慣をつけて、いつまでも若々しく元気に過ごしませんか!?